慢性胃炎は胃カメラで正解!ピロリ菌陽性でした

筆者は、8/14に総合健診センターヘルチェックで健康診断を受けた結果、胃部X線バリウム検査で慢性胃炎であると分かり、診察室の医師より1年以内にピロリ菌検査をすすめれました。その後、近隣の消化器科外来のある病院へ受診し、始めて胃カメラ検査を受けました。こちらで、何とピロリ菌陽性であることが判明したのです。

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絶対に胃カメラ検査をおすすめ

胃部X線バリウム検査で胃炎と診断されても不十分です。しっかり胃カメラで確認しましょう。

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健康診断で慢性胃炎だと診断されたら放置しない方がいい

胃炎というと急性胃炎や慢性胃炎とかですが、筆者は過去に何度か急性胃炎を起こしたこともあります。急性胃炎の場合はストレスも含む、カフェインの強いコーヒーや辛い香辛料などによって胃が荒れて、吐き気や嘔吐などのつらい症状でしたが2〜3日で回復しました。

ところが、慢性胃炎は自覚症状が無いことが多いです。会社の健康診断でX線バリウム検査によって多く方は胃炎にひっかかることが多いようですが、筆者も気づかないうちに胃炎を起こしていました。それは昨年のバリウム検査からでしたが、始めは正常の次のB判定でしたので、少しは気になりつつも1年間はスルーしました。

しかし、今回の結果はC判定ということで、ピロリ菌が胃炎発症の原因となる場合があり、消化器専門医で経過観察をおすすめしますというアドバイスでした。そのため、ピロリ菌による慢性胃炎であれば放置はまずいと思い、ピロリ菌検査を検討しました。

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ピロリ菌は胃の中で悪さしている

ピロリ菌の正式名はヘリコバクター・ピロリ(学名:Helicobacter pylori)という一見カッコ良さそうな名ですが、胃の中で悪さをしています。1983年にオーストラリアのロビン・ウォレンという病理学者により、ヒトなどの胃に生息するらせん型のグラム陰性微好気性細菌を発見しました。その後、バリー・マーシャルという消化器内科研修医により、ピロリ菌が慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの発生に繋がることを解明しました。

ピロリ菌の感染は悪い衛生環境など

ピロリ菌の感染ルートについては明らかではありませんが、飲み水や食べ物を介した感染、抵抗力の弱い幼少期に親との接触、不十分な衛生環境(井戸水)などからだと説があります。感染者は中高年に多く、逆に若者は減少傾向にあるようです。

感染者の殆どは幼少期にピロリ菌に感染し、生涯胃の中に住み続けます。年数をかけて胃は慢性胃炎へ進行し、胃の粘膜の防御機能が低下していきます。

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消化器内科のあるところへ胃内視鏡検査を受けるべし

さて、胃の中に住み続けているピロリ菌は良くありません。ピロリ菌検査は最寄りの消化器外来で受けられます。筆者の場合は、総合健診センターヘルチェックへ問い合わせして消化器内科もある(独)国立病院機構東京病院への紹介状を取り寄せませした。

ちなみに、ヘルチェックの紹介状依頼は無料であり、レントゲン撮影写真のCD-Rも郵送してくれます。首都圏の住まいで派遣でお仕事されている方は健康診断の医療機関選びには是非ヘルチェックがおすすめです。

ピロリ菌検査は病院以外でも最寄りの消化器内科のあるクリニックでも十分可能です。その際でも健康診断書を持参された方が良いと思います。

ところで、筆者が東京病院を選んだ理由とは、ひとつは自宅からも自転車で15分位、職場からは徒歩で3〜4分で通えることです。もうひとつは義父の外来で脳神経外科及び消化器内科で良き先生や看護師に恵まれ、とてもお世話になったからです。とくに消化器内科の女医さんがとても熱心に診て下さる方なので、何となく筆者もこの先生ならかかりつけ医だったらと強く感じました。それが何と医師を指名せずに予約した後、同じ女医さんが担当でした。

1回目は初診察ということで胃カメラ検査の説明と同意書承認をした後、次回(1週間後)の胃カメラ検査・診察の予約を入れました。東京病院の初診料は3割負担で1,120円でした。

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胃カメラ検査(経口)結果はピロリ菌陽性!

2回目、いよいよ初体験となる胃カメラ検査を受ける時が来ました。検査の当日は朝食を取ってはいけないので水やお茶を飲んできました。東京病院の胃カメラ検査は経口で行われます。最近の胃カメラは最新式ハイビジョン経鼻内視鏡スコープがメインとなってきましたが、どちらにせよ医師の腕次第ではないでしょうか。

さて、経口の胃カメラ検査を受けるまでの流れは下記の通りです。

  1. 血圧測定
  2. 観察出来るように胃の中の粘膜を洗い流す薬を飲み込む
  3. のどの麻酔(キシロカインビスカス2%)をする(喉の奥に5分間ためて我慢!)
  4. 検査台で横になり、マウスピースをくわえ、外れないようにバンドで止める
  5. スコープがゆっくり入る(目を開けたまま、喉の力を抜くことが成功の秘訣)

胃カメラ検査は男性の検査医が行います。スコープも上手でとても落ち着いた良い先生でした。観察中、組織の一部を採取しつつも、検査医の目視だけでピロリ菌が多くいることがすぐに分かったようです。先生は「私の目で観た限り95%はピロリ菌がいる可能性があります。結果は陽性です。」とのことでショックを受けました。

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ピロリ菌感染による慢性胃炎であることが確実

少々辛かった胃カメラ検査も無事に終わり、すぐに女医さんの診察室へ直行です。すでに行き渡った胃の写真を見せていただくと、胃の全体の粘膜が細かく赤い斑模様のような状態の炎症が広がっていました。先生はピロリ菌陽性の慢性胃炎(萎縮性胃炎)ということで、除菌する薬を処方して頂きました。ただし、先生は「除菌することによって、胃がんや胃潰瘍のリスクはかなり下がりますが、胃炎そのものの治療ではないので年に1度の検査は必要です。」とのアドバイスを受けました。

それから、先生より早期にピロリ菌検査で陽性だと分かって良かったと褒められました。

2回目は、検査と診察料で3割負担で5,570円でした。

次回は2ヶ月後に尿素吸気試験です。

ピロリ菌陽性だった場合はボノサップパックで7日間除菌

ピロリ菌を除菌する薬といえば武田薬品のボノサップパックが代表でしょう。ボノサップマップ400・800とういうものですが、400は非喫煙者用であり、800は喫煙者用というわけです。筆者はタバコは全く吸わないので400の方です。これを7日間、朝と夕の2回を服用します。飲み忘れや飲み間違いを防止するために、色分けと日付記入欄があるので分かりやすいです。

主治医より、この薬は人によってはアレルギーで蕁麻疹を起こすこともあるので、そうなった場合は要相談ということです。しかし、患者の8割は除菌に成功しているようです。

一方、処方箋薬局の薬剤師によれば、除菌している間は副作用によって下痢を起こしやすいので、ビオフェルミンの整腸剤を併用しても問題はないと説明しています。

処方箋料は3割負担で1,830円でした。

まとめ

絶対に胃カメラをすべし理由はピロリ菌が感染しているかどうかがポイントです。とても大切ことは下記の通りです。

  1. 慢性胃炎だと診断されたら放置しない方がいい
  2. ピロリ菌は胃の中で悪さをしている
  3. 消化器内科のあるところへ胃内視鏡検査を受けるべし
  4. ピロリ菌が陽性だと分かったら早いうちに除菌すべし

記事をご覧頂きありがとうございます。

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