あととい14日21時26分より、熊本県を震源地とする震度7(M6.4)が発生、しばらく長い余震が続いています。地震の専門家より、以前(2004年)に発生した新潟中越地震と同じ内陸直下型地震と同じタイプだといわれているそうです。しかし、私たちも他人ごとではありません。いつ、どこで私たちに災害が襲い掛かってくるのか?普段の備えが必要です。
熊本・大分の大地震警戒へ
熊本県を震源地として起こった大地震の他に、隣りの大分県でも震度5弱以上の揺れを観測しています。
熊本県の被害状況
熊本県の中心地にある熊本城に大きく被害を受けました。瓦や石垣が崩れ、変わり果てた状態となっています。交通でも九州新幹線が脱線、各在来線のストップ、九州の高速道路もストップするなど。しかし、それよりも熊本県内で32人(現時点)の方が亡くなられました。まだ、死者が増え続けるのかもしれません。また、無事に助かった大勢の被災者の方々もこれからの地震の後始末や生活についてもとても気になります。現時点、ガス・水道・電気などのライフラインがストップ。本当に辛いものです。
阿蘇山周辺について
南阿蘇村では大規模な土砂崩れが発生、さらに阿蘇山の小規模噴煙も起きているそうですが、専門家によれば今回の大地震と阿蘇山噴火の関連性は分からないとのことです。専門家も私達と同じ人間、予想とか想定外が起こることに関してはどうにもならないことです。
この大地震で観光地や旅館、観光客にも大きく影響を受けています。本当に大変だと思います。
大分県の由布市でも被害
地震による被害・影響は大分県由布市でも広がっています。特に、観光スポットで有名な由布院へ、ちょうどこの時期に訪れている観光客も現地で避難が続き、中には外国人観光客も多く含まれていました。日本語をよく分からない海外から来られた方たちにとっても、まさかの大地震にてショックだったでしょう。一日も早く、ご家族や親族のいらっしゃる所へ無事に帰れることが出来ますようお祈りいたします。
あとがき(3.11について)
2011.3.11に起きた東日本大震災・福島第一原発事故は、実母の故郷でもある福島県生まれの私にとっていまだに胸が痛みます。私の母の兄弟姉妹や親戚、いとこ達の多くは福島県郡山市周辺(原発から60キロ圏内)にずっと住み続けています。いとこ達の中では、原発事故の後に赤ちゃんが生まれたり、今でもいとこの小さな子供達もここ放射能に汚染された地域にずっと住んでいます。私の身内の間のみとは限らず、まだまだ福島に住む子供達が多く住んでいます。彼らが今は例え元気であっても、いつ甲状腺や癌を発症するのかは時間の問題であること。こればかりは、国もどうすることも出来ません。
2013年9月に、安部首総は東京オリンピックに向けて、世界中に偽りのアピールをしました。福島第一原発の問題について「健康問題は今でも現在も将来もまったく問題はないと約束する」「コントロールできており、東京には何の影響も与えない。問題ない。」と、よくも答えられたものだなと思います。世界の恥が、今回の熊本県熊本地方を震源とする地震非常災害対策本部を設置し「全力で対応する」と示していましたが、きちんとこれの通りに被災者の方々に行き渡るような対策を早急に進めて頂きたいと願います。何度もいうように、大地震などの災害は他人ごとではないということ。
私は今回発生した熊本地震、東日本大震災の傷跡、いまだに人災が続いている福島第一原発問題について、天の慈愛深き神様に国の機関や国民一人一人の協力と助け合いを通して最善が成し遂げられますようお祈り申し上げます。