聖歌隊の先生

本当はこのブログで書こうか・・・正直迷いました。

でも、書かないと私自身の気持ちが晴れませんので書きます。

2011年5月24日お昼頃・・・。

教会の聖歌隊指揮指導者A先生が召天されました。

義理両親と私は3人で聖歌隊メンバーに入いり、大変お世話になった貴重な音楽家の先生です。

義父はベース、義母はソプラノ、私はアルト担当でした。

この訃報を知ったのは、この日夕方のパート先から帰ってきてすぐ。。。

先生は去年の秋ぐらい、教会の兄弟姉妹達全員に末期癌であることを自ら告白しました。

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先生はこれまで、入院せずに毎月弱めの抗がん剤を打ちながら自宅で闘病生活を送ってきたのです。

その間、一時は肝臓やリンパ節の癌が小さくなり、抗がん剤も抜けて調子の良い状態であれば奥さんとヨレヨレながらも精一杯日曜礼拝に出席し、その後、聖歌隊練習指導して下さいました。

また、先生の母校である福島高校OBによる男子合唱コンサートにも指揮者としての出場もしました。

私達は、癌の治療を受けている先生の希望とパワーには大変驚いていたのですが、それは各教会の皆さんによる祈りによって主が支えて下さった思います。

ですから、先生は必ず癌が治って、またいつもの明るさと厳しさで聖歌隊指導と教会特別コンサートがやれるのではないかと信じられてきたのです。

先生は、天に召されるまで若い頃から洗礼を受けながら音楽でまっすぐ精一杯に生き、教会でも聖歌隊以外に、義父と共に同じく用いられた教会の長老メンバーのお一人でしたので、私達兄弟姉妹達にとっては必要な指導者だったのです。

しかし、主の御心は私達と全く違いました。

主からそれを示される前に、私には不思議なことが起きたのです。

先生が癌であることを知る数カ月前でした。

ちょうど聖歌隊練習に気合いが入っていた頃、聖歌隊名を新たに”シャローム”としました。

賛美歌は日本語だけではなく、ドイツ語やラテン語、英語も取り組むようになり、もともと体力の弱い義母はとくに外国語にはついていけずに途中でギブアップしてしまいました。

少し、しばらく経ち、先生から頂いた私のシャローム用楽譜が突然紛失してしまいました。

教会内も自宅にも隅々まで探しましたが、どうしても見つかりません。

仕方が無く、義父が持っていた楽譜を全てコピーしていつも教会へ持参していました。

それでも私の心の中では、自分の楽譜はどうして見つからないのだろうか・・・ずっと考えていました。

(もしかすると、楽譜が完全に消えたのは・・・まさか先生の身に何かが・・・。)

でも実際は、先生は病でした。

しかも、先生は几帳面で完璧主義であり、やることはキチンとやらないと気が済まない方でしから、お身体もずっと無理して来たのです。

また、先生も奥様も夫婦揃って大の医者嫌いで長い間は病院に行かなかった為、先生の病がさらに悪化してしまった原因でもありました。

さらに、義父は今年の1月に一度倒れて救急車でしたし、義母も体力も無理だし・・・、さらに私には震災後の計画停電による仕事ストレスや夫の心臓発作で救急車など色々と精神的に疲れていました。

もう限界を感じた私は、今年の3月後半をもってシャロームから離れました。

その2カ月後に先生は天に召されてしまいました。

ああ、何と・・・本当にこれでよかったのだろうか・・・?

私は、主の御心を信じます!

先生がこの世にいなくって寂しいですが・・・。

しかし、この世で精一杯役目を果たした先生は、主の時だったのです。

先生はイエス様のもとにいます。

主の御心は絶対です。

後に残された奥様やお子様、お孫さん達は今一番つらいですし、私は先生のご家族や親族の方の心の平安と慰めのために主に祈り続けています。

さらに、特に未信者のお子様やお孫さん達が心を開き、主の信仰に導かれるように願っています。

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