筆者たちは他の地域から所沢市に移り住んで約14年くらいです。その間、用事があった際には所沢市役所へ足を運んでいます。また、市役所は8階建てになっているのですが、その最上階には展望食堂が入っています。個人的には6年前に2度そこでランチをしたことがあります。しかし、今年3月末で営業を終了するニュースを知りました。
目次
所沢市役所の庁舎移転時から35年目の出来事!
1987年の庁舎移転時から約35年間、職員や市民の皆さんにとってのお昼の憩いの場だった食堂だったようですが、突然の営業終了へ至ってしまう理由は次の通りです。
食堂の老朽化
市職員課によると、老朽化が目立ち、営業継続のために厨房(ちゅうぼう)などの大規模改修をすると多額の負担が生じることのようです。
一部の人に聞いたことがありますが、確かに所沢市自体の財政も悪く、行政サービスも不十分であるようです。また、庁舎内全体も古く、食堂以外にも気になっていたのは暗くて狭いトイレです。公衆衛生面を考えて、もう少しトイレだけでも改修して頂きたいと思っているところですが、ただでさえ予算的に厳しいでしょう。
コロナ禍によって利用者が減る
コロナ禍、飲食チェーン店や古くからの老舗などの閉店が相次いでいる中、まさか地元である所沢市役所の食堂まで営業終了になるとは全く思いもしませんでした。先日のニュースによると、コロナ禍で職員の来店が減り、それぞれが自分の席で持参した弁当や出前の食事を「黙食」する傾向も強まったからです。
食堂の営業終了は所沢市役所のみ限らず、他の自治体にも起こりうる?
食堂への利用者の増加が見込めない中、職員課は「運営を委託する業者を3年ごとに選定してきたが、手を挙げる業者も少ないことが予想される」とし、安定的な食堂運営は困難と判断して営業終了に至ったようです。
個人的な予想ですが、庁舎の食堂は所沢市役所のみ限らず、他の自治体でも同じようことが起こりうるのではないかと思います。既に地域格差も拡大していること、財政がひっ迫している自治体は多く存在していることでしょう。
閉鎖後の食堂スペースはどうなるのか?
所沢市役所の食堂が閉鎖した後、せっかくの展望スペースがあるのですから何とかならないのか?これからの注目だと思います。
市によると、閉鎖後の食堂を当面の間、市民も利用できる休憩スペースや職員の打ち合わせ場所として使っていく予定です。
さらに付け加えて欲しかったのは、食堂のそばの売店についてはニュースの記事になかったのですが、休憩スペースのためにも売店だけは残してほしいと思っています。
所沢市役所の場合、食堂が閉鎖しても特にランチに困ることはない
しかしながら、食堂が閉鎖しても特にランチには困ることはありません。庁舎1Fには社会福祉法人所沢しいのき会により運営「喫茶&軽食 コミュニティーサロンどんぐり」があるので、こちらでカレーライスやケーキなども食べられるし、手作りパンやお弁当も豊富に売っていること、外の周りにもお店が十分あります。
所沢市役所の食堂でランチした過去のブログ
筆者が食堂でランチした6年前のブログがあるのでリンクを貼らせていただきます。