激安ショップの定番といえばドンキホーテ!筆者たちも最寄りの店舗でたまに利用しています!いつ行っても沢山の品揃えには圧倒されます。女性必須の化粧品コーナーも通常の価格では買えない話題コスメもここでは売っていたりします。その中で500円の限定コスメも必ずあり、これらは高価格だったのが何故こんなに激安なのか?
ドンキの500円コスメで「美粧AKARI」に注目してみる
ドンキホーテで安く化粧品が買えることはとても嬉しいことです!ただ、いきなりまとめ買いをする前によく考えてみましょう。激安で売っているにはそれなりの理由があるはずです。これをよく知らないと失敗します。今回、ドンキホーテによく置いてある「美粧AKARI」という名の化粧品を主に考えて激安の理由を調べてみました。
ドンキのブランド品が安いのは並行輸入品だから
ドンキホーテのようにディスカントショップでブランド品が安く売っている理由を先に言ってしまうば並行輸入品だからです。
まず、正規輸入品というのは日本の正規代理店がメーカーから商品を輸入して、国内の正規販売店で売られているもののことです。正規のルートを通して商品が輸入されてくるので、商品の価格は値崩れしないまま売られています。そのため高い値段がデメリットです。
一方、並行輸入品は、個人や正規代理店に関係ない第三者が直接メーカーから仕入れ、それを国内の業者に販売して小売店などで販売することです。並行輸入品の場合は値崩れ防止のために販売価格固定の縛りがないため、正規品に比べて安い値段でブランド品を販売することが可能です。
正規輸入品と並行輸入品の違いは?とくに化粧品の安全性
例えば、品質は正規輸入品の方がよさそうに見えますが、基本的に輸入方法が違うだけで大きな違いはありません。
ただし、化粧品の場合、化粧品の成分規制の問題があり、正規輸入か並行輸入かは関係なく、薬事法上定められているルールは守らなければなりません。海外ブランドコスメは販売される国のユーザーの肌質や好みに合わせているので、同じ商品でも日本の「化粧品基準」に照らし、処方変更を行う場合もあります。特に並行輸入品は薬事法に準拠していないと輸入販売できないようになっているようです。
結論、日本で販売されている化粧品は日本人向けに作られていることが多く、どんな商品でも輸入できるわけではないので基本的には安心して化粧品を購入して使えると言えます。
とはいっても、化粧品はなるべく日本製を使いたいものです。
美粧AKARIの化粧品(日本製)の激安は謎だが優秀な美容成分配合
今回のドンキホーテで美粧AKARI(大阪の会社)の高濃度ヒト幹細胞培養液配合の化粧品が500円で売っていました。マスクと化粧品も激安だったので個数まとめ買いしたい気持ちはありましたが、安い理由や実際に使ってみて肌が合わなかった場合の失敗を避けるため、まずは1回目のお試しとして購入してみました。
ヒト幹細胞培養液というとは何だか気持ち悪いイメージがありますが、自分の肌の細胞を活性化させる重要な成分です。ここ数年、次世代のヒト幹細胞コスメが話題となっています。再生医療の発展もあり、老化した細胞を蘇らせたりなどの効果が期待され、安全性の高さも認められています。
THE STEM CELL FACE MASK
THE STEM CELLLというマスクは袋(赤・黒・銀)3種類ありまして迷いましたが、今回は黒の方で購入しました。元の定価が6800円のものをドンキホーテでたった500円なので、訳ありだと承知しながらもマスク30枚も使えるコスパは凄いと思います。筆者が黒を選んだ理由は、高濃度ヒト幹細胞培養液、植物幹細胞液、黒真珠、吸着型ヒアルロン酸、ナノコラーゲンなどアンチエイジング対策としてのケアがしたかったらです。
しかし、こちらのマスクシリーズですが、口コミの多くは「マスクが小さい」とか「美容液が少ない」、「乾燥する」、「ヒリヒリする」、「かゆくなる」などのコメントが目立ちます。
筆者も早速マスクを使用してみましたが、確かにマスクは全体小さめであり、目と口の穴も小さめ、美容液の量も少なめです。パッケージの裏にマスクの使う手順より、①の「洗顔後の清潔なお肌にご使用ください。」とあるのですが、こちらの通りだと肌が乾燥する可能性があるかと思います。
個人なりの方法として、
洗顔した後、濡れた状態もしくは、化粧水をつけた後にパックする形をとっています。かえってこの方法が保湿力がマシになり、かゆみやヒリヒリ感も抑えられているように思います。後は美容液とかクリームなどで水分を蓋をします。これで取り合えず問題ありません。
ただ、成分情報のうち、メチルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、イソブチパラベン、プロピルパラベンなどの防腐剤がやたらと多くて気になります。これらが口コミに多いかゆみやヒリヒリの原因もあるかもしれません。皮膚の弱い方はこちらは控えた方がよいでしょう。
口コミの一方では良い評価の方もいらっしゃいますが、肌に全く問題がなければコスパの良い優秀なマスクでもあります。しかし、個人として次回はリピートはないと思います。
THE STEM CELL SKIN LOTION
マスクに続いて同じ美粧AKARIの保湿化粧水です。高濃度ヒト幹細胞培養液配合とあり、植物幹細胞培養液、スーパーヒアルロン酸、ビタミンC誘導体、レチノール誘導体の名にのせられ、元の定価が9,800円の価値に期待をかけて1本購入しました。
実際に使ってみますと、ややとろみがあってしっとり感のある化粧水です。マスクよりも保湿化粧水の方が優秀だと思います。
ドンキの500円化粧品の謎は仕入れ方法にあり?
美粧AKARIのマスクや保湿化粧水など500円で売れるのは何故でしょう?そこで、いろいろと調べてみたのですが、謎は仕入れ方法にあるようです。
先ほどの並行輸入品のことも含めてドンキホーテは仕入れが安く出来て、商品を安くして儲けることです。販売価格を自由に出来る商品については基本価格がドンキホーテ全店舗またはエリア毎に決まっていますが、売り場責任者の社員が自由に値段を決めらるのです。
つまり、「圧縮陳列」などの戦略で人件費等を抑え商品の価格を限界まで下げることができていることです。
激安化粧品の品質は心配なし
ドンキホーテの商品管理は行っているはずです。競合他社より安く価格を抑える努力と、粗悪なものや偽物を取り扱って訳でもありません。もし、偽物や薬事法に引っかかる商品を販売することは違法ですし、すでに営業停止となってしまうでしょう。ですから、安心して激安の化粧品などを購入出来ることはとても有難いことです。
ドンキの化粧品をまとめ買いする時に使用期限を知っておくべし!
ドンキの激安化粧品はついついまとめ買いしたくなります。しかし、よく考えてみてください。正規で購入する、激安で購入するにも関係なく化粧品の使用期限があることを知っておきましょう。
- 化粧品の未開封で約3年間
- 化粧品の開封後は約半年以内に使い切ること
化粧品の未開封で約3年間
実は、未開封の化粧品の使用期限は製造日から3年といわれ、多くの化粧品にはこの製造日の記載がないのです。これには医薬品医療機器等法が関係しているからです。医薬品医療機器等法では、「製造又は輸入後3年を超えて性状及び品質が安定なものは使用期限の表示を行わなくても差し支えない」としています。つまり、「3年以上品質を保てる商品については製造年月日をつける必要がない」ということです。多くの化粧品は3年以上保つように作らて使用期限の表示義務がないとされています。
もし、製造日を知りたい場合は商品の製造番号(ロット番号)をチェックして直接メーカーへ問い合わせると良いです。
化粧品の開封後は約半年以内に使い切ること
購入した化粧品を開封し、空気に触れた時点で酸化が始まっていきます。また、手に触れた雑菌も増殖しやすくかったり、直射日光や温度変化などによっても品質の劣化を加速します。化粧品を使用している間は容器をきれいにティッシュなどで拭き取ったり、常温の室内で保管するなど管理を徹底しましょう。そして、何と言っても開封後は半年以内を目安に使い切ることが望ましいです。
まとめ
ドンキホーテの化粧品が激安の謎、まとめ買いの前に大切なことを簡単にまとめてみます。
- ドンキホーテのブランド品が安いのは並行輸入品であること
- 化粧品の場合、化粧品の成分規制の問題があり、正規輸入か並行輸入かは関係なく、薬事法上定められているルールがあるため安全性は問題ないこと
- 500円として売っている美粧AKARIの化粧品(日本製)についての口コミは賛否両論だが品質に大きな問題はないこと(ただし、成分によって敏感肌は要注意)
- 激安化粧品の謎はドンキホーテの仕入れ方法にあること
- ドンキホーテの商品管理はきちんと行っていること
- 激安の化粧品のまとめ買いをする前に使用期限(開封前は約3年、開封後は約半年以内)を知ること
以上、記事をご覧いただきありがとうございます。