今後10年~20年の間で「無くなる仕事」と「残る仕事」の関連記事がここ数年当たりから目立ちます。これからの将来、あらゆる分野でロボットを使用する時代が到来するのか?について、時々旦那と2人で語り合っています。実際に研究が進む無人自動車、現場の撮影ではドローン、飲食の注文でもタッチパネル等も登場しています。そうなると、残る職業を考えるためにまとめてみました。
目次
今後10年~20年の間で「無くなる仕事」「残る仕事」
英国オックスフォード大学 マイケル・オズボーン氏による予測 「雇用の未来」
これは以前より衝撃的なニュースだったものです。英国オックスフォード大学 AI(人工知能)の研究者であるマイケル・A・オズボーン准教授らによる「雇用の未来」という論文が発表されていました。この中で、10年後「主な消える職業」「無くなる仕事」がリストアップされました。
- 銀行の融資担当者
- スポーツの審判
- 不動産ブローカー
- レストランの案内係り
- 保険の審査担当者
- 動物のブリーダー
- 電話オペレーター
- 給与・福利厚生担当者
- レジ係
- 娯楽施設の案内係、チケットもぎり係
- カジノのディーラー
- ネイリスト
- クレジットカード申込者の承認・審査を行う作業員
- 集金人
- パラリーガル、弁護士助手
- ホテルの受付係
- 電話販売員
- 仕立屋(手縫い)
- 時計修理工
- 税務申請代行者
- 図書館の補助員
- データ入力作業員
- 彫刻師
- 苦情の処理・調査担当者
- 簿記、会計、監査の事務員
- 検査、分類、見本採取、測定を行う作業員
- 映写技師
- カメラ、撮影機器の修理工
- 金融機関のクレジットアナリスト
- メガネ、コンタクトレンズの技術者
- 殺虫剤の混合、散布の技術者
- 義歯制作技術者
- 測量技術者、地図作家技術者
- 造園・用地管理の作業員
- 建設機器のオペレーター
- 訪問販売員、路上新聞売り、露店商人
- 塗装工、壁紙張り職人
同論文の凄味は、702の職種すべてについて、コンピューターに取って代わられる確率を仔細に試算したことにある。言うなれば、これから「消える職業」「なくなる仕事」を示したに等しく、これが産業界に衝撃を与えているわけだ。
2014年11月08日(土) 週刊現代 より
少し古い記事なので、あと10年後と言っていましたから、今ではとっくに9年切っているので近い将来ということになりますね。ただ、現実的に思うと、リストアップした仕事が一気に消えるのではなく、少しずつ消えつつあるのではないかと思います。
現在、グーグルの無人自動車、アマゾンのドローンで宅配などが出てきています。他に、人手不足の職業である介護職も、介護ロボットの研究が進んでいるようです。
2030年まで無くなる仕事・職業について 未来学者トーマス・フレイ氏
2012年の2月にトルコのイスタンブールで開催された国際会議「TEDxReset」の講演の中で披露された未来学者であるトーマス・フレイ氏のスピーチでも2030年まで無くなる仕事・職業について発表していました。
これから数十年で、地球上のすべての仕事の50%にあたる、20億もの仕事がなくなるでしょう。
以下は、私個人なりにざっとメモするような形でまとめてみました。
- 電力業界ではマイクログリッドによって従業員が大幅に減少。
- 自動車産業では、車の自動運転によって、全てのタクシードライバーやトラックのドライバー、配達員・宅配員、交通警備関連、ガソリンスタンド、救急医療隊、自動車製造者などの仕事が消える。
- 教育では、ネットによる教材などによって、人による指導(教師・トレーナー・教授)が消える。
- 製造業では、立体的なものを製造できる3Dプリンター技術の進歩によって、ネジでとめたり、溶接したり、塗装したりという仕事は不要となる。衣類メーカー、衣料品小売業者、靴メーカー、靴の小売業者、建築資材、木材、石、石膏、砂利、コンクリート、その他多くの建設産業者、あらゆる製造業者、小売業者が消える。
そして、ロボットの進化が進めば、複雑な機能持つのものがあらわれて、以下の人手が消えてしまうようです。
- 漁師ロボットによって漁師は消える。
- 農業ロボットによって農家は消える。
- 検査ロボットによって検査官は消える。
- 兵士ロボットによって兵士は消える。
- 3Dプリンターから出てくる建築資材をロボットが組み立てて家を建築するようになり大工は消える。
- ロボットがロボットを製造するようになる。
以上、こうしてまとめてみて思うと、もしロボットが支配する時代が到来するならば、人は充実感や希望、目標、コミュニティなどを失うかもしれません。また、人のプライバシーやセキュリティなどの新たな問題が起こることも目に見えています。
ただ、絶対にロボットが必要だと思う分野があります。それは、少子高齢化によって、人手不足が深刻である介護や看護には積極的にロボットの開発を進め、一刻も早く導入して欲しいと願います。
残る仕事・新しい仕事は何なのか?
全ての仕事・職業に機械化やロボット化となった場合は、それらを操作する者やメンテナンスをする者が必要だと思うし、ロボットに関してはデザインやセラピー、ファッションなどの職業が必要になるかもしれません。
以下は、英国オックスフォード大学のオズボーン准教授の「未来の雇用」で示された「残る仕事」です。
トーマス・フレイ氏と共通すものとそうでないものもあるかもしれませんが、これらがが現実的になるならば、これから転職・再就職・独立する人にとっては参考になるかもしれません。オズボーン准教授の「残る仕事」はすべて専門分野ばかりです。私自身はこれまで派遣の事務職として転々と就業してきましたが、将来に向けて生き方を見直すべしと痛感しています。いずれにしても先行きは、生き延びる技術、自分で道を切り開いていく必要があるのだと思います。
ブログを見て下さりありがとうございます。
ブログ村 ライフスタイルブログ