家族経営の企業 メリット・デメリットについて

現在、家族経営の食品会社にて週3日短時間のパートとして仕事しております。自宅から自転車で6分、徒歩でも11分と本当に近所であることが最大の魅力です。しかし、この職場でいつまでも働きたいという思いは全くありません。ここで、私自身の体験を元にして家族経営のメリット・デメリットをお話しします。

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家族経営は本当にブラックなのか?

私の知っている人たちから「ファミリー(家族経営)」の企業は絶対おすすめしないとよく聞きます。また、企業の口コミ掲示板でもあまり良い感想はありません。しかし、私は家族経営している職場で働いております。それでは、今の小さな食品会社に例えてメリット・デメリットです。

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メリット

  • アットホーム
  • 食品が安く買える
  • 時間や休みに融通が利く
  • 自宅から職場まで歩いていける距離にある
  • 毎年クリスマスは従業員達にクリスマスケーキが配られる

食品会社なので、事務所のそばには食品工場があります。いずれも360日休みなしではありますが、事務所も現場も様々なシフトで仕事している人たちが多くいます。そのために、誰かが休んでも変わりのスタッフでまかなえます。事務所で仕事する私は週3日(火・木・土)の4〜5h勤務です。

また、この会社ではクリスマスは必ずケーキが配られます。しかし、裏を返せば寸志(現金支給)代わりなのでは?と思います。

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デメリット

  • ワンマン社長が周囲で怒鳴り散らすことがある
  • 工場も事務所もスピーディでミスも許されず
  • 年末は工場も事務所も大忙しでメチャメチャきつい
  • 事務所は公私混同が当たり前
  • 経営者一家はかなりのヘビースモーカーで事務所内で喫煙
  • 乱雑で清潔感のない汚い職場
  • お給料は時代遅れの現金支給
  • 工場は人の入れ代わりが多くて慢性的な人手不足
  • 寸志の代わりに物(クリスマスケーキ)を支給

社長は一見普通の方ですが、零細企業に多いワンマン社長であることは事実です。忙しくて慌ただしい時の怒り爆発は工場長やベテランさん達に当たり散らし、そばで社長の怒鳴り声が聞こえるとあまり気分良く仕事が出来ません。食品を扱うので、大手の各スーパーなどへの納期が厳しく、すべての業務にスピーディで正確にこなさなければなりません。小さい家族経営の食品会社ということは、大手の食品会社との関連がとても重要なので、ある意味それらの下請け会社でもあります。当然のごとく神経も使います。従業者のうち、ボーっとしていたり、誰かと無駄話したり、ミスばかりしているとオバサン先輩にキツク言われてしまいます。特に、寒い食品工場での仕事はこんなことがあったりするので、”虚弱体質の人”や”のんびりタイプの人”にはおすすめ出来ません。しかし、工場は慢性的な人手不足のために、日本語を学ぶ外国人派遣を多く受け入れている状態です。

家族経営は公私混同が当たり前です。私が一番嫌なのは経営者家族(社長・奥さん・部長(社長のお母様85歳))が狭くて乱雑な事務所内でしょっちゅう喫煙しており、その煙が髪の毛や服などにこびりつくことです。マスクしないと喉はやられそうだし、臭いで頭痛がすることがあって困っているところです。また、経営者一家には2匹のワンちゃんを飼っています。時々、事務所に連れてくることがありますが、とにかく全体的に清潔感のない会社です。

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私と同じ仕事の悩みを持つ人たちから聞いた話

毎週日曜日は教会へ行っているのですが、礼拝の後に軽食または食事しながらの交わり会があります。同じ教会メンバーの中で仕事で悩む方が2人がいらして、牧師と一緒に各悩みを打ち明け合ったりしています。

一人目のOさんは、苦しい持病を抱えながらも別の大きな食品工場にて週3日5hのパートでお仕事されています。その方は、カナダへ留学している息子さんのためにも長く働いているそうです。Oさんには病気や色んな悩みを抱えつつ、寒い工場での食品製造はかなり辛いとおっしゃっておりました。そちらの工場でも慢性的な人手不足であり、私が今働いている会社と同じように、工場には外国人派遣も受け入れている状態です。Oさんの工場の人から「もう少し長い時間のシフトでお願い出来ませんか?」と何度もすすめられましたが、さすがに断り続けているそうです。そこで私は体の弱いOさんに「無理して頑張る必要はないと思いますよ。」と即お答えし、労わってあげました。そうです。お金の問題では無く、健康に害するような仕事は絶対に無理する必要はありません。

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二人目のMさんは、昔はご主人と別居して離婚し、北九州から所沢市へ越してきました。大きな息子・娘さんたちはそれぞれ独立して結婚しており、お孫さんまでいるそうです。彼らはみな故郷の北九州に在住とのことです。そのため、Mさんはずっと一人暮らしですが、私と同じく職を転々としています。Mさんは保育士などの資格を持っており、主に保育関係のお仕事に就いていました。しかし、やがて年齢がどんどん重なり、Mさんにぴったり合う仕事も中々決まりません。保育以外の仕事で、食品の仕分け作業などへ当たってみたのですが日曜日が休めなかったり、ある職場では忙しすぎて新人のMさんに対して全く相手にされない状態だったので即辞められたそうです。現在、ようやく決まった仕事は保育関係の零細企業ですが、そこも家族経営です。仕事内容は事務と時々保育の派遣でしたが、ちょうど経営者の入れ代わりと重なり、先代社長からその子供の代へ継ぐことになりました。一番厄介な問題として、先代と2代目の間で親子関係があまり良くないとのことです。交代後はガラッと条件が悪化し、保育の仕事は全く与えられず、ただ単に事務所内での世話係へ変えられてしまっそうです。酷い例は、今の経営者は自分の好き放題しまくり、しょっちゅう外出ばかりらしいです。愛犬も飼っているようで、出かける時はMさんに対して「これから用があって出かけるから、事務所番とうちの犬の世話をよろしく。餌も十分用意しているから大丈夫。それから5時になったらシャッターも閉じておいてね。」と言い残していったそうです。わがままな経営者にあきれかえったMさんは、この地点で再び転職しようかと悩んでいるところです。

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結論

家族経営の会社の8割はブラックと言える状況のようです。メリットは基本的にアットホームなだけで、残りはデメリットの方が多いと感じます。長期でお仕事されたいなら、出来るだけ大き目の企業を選び、自分の能力に合いそうな仕事内容、従業員一人ひとりの意思を大切にするような職場を見つけることが賢明です。

私自身も次の仕事探しの時は、家族経営の零細企業、食品工場などはまず省きます。それまでは、まだ融通の利く方である今の食品会社にてこのまま週3日の短時間パートとして何とか現状維持です。覚えることが多く、スピードに付いていくことが他の人以上に苦労しておりますが、ここで仕事してから既に3ヶ月を経とうとしております。しかし、出来れば早いうちに自分に最もマッチする他の職場へ移りたいと願い求めています。

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