零細企業・家族経営を選ぶことはあまりおすすめしない

現在、正社員およびパート・アルバイトでお仕事を探されている方、あるいは転職をお考えの方、零細企業を選ぶことはあまりおすすめしません。特に家族経営(同族経営)の所は避けて下さい。経験した管理人よりはっきりと申し上げます。出来るだけ大きめの職場を選びましょう。最低でも労働基準などをしっかり管理しているところが良いです。

1 小さい会社を選ぶ前にちょっと待って
- 1.1 雇用条件を確認するもの
- 1.2 あとがき

小さい会社を選ぶ前にちょっと待って

雇用条件を確認するもの

こちらは管理人が約5ヶ月で辞めた某食品会社での古い求人記事です。

小さい会社を選ぶ際、特にパート･アルバイトで応募しようと考えている方へ大切な事項をお伝えいたします。各自で確認すべしものは以下です。

時給

求人に載っている時給で、例えば時給900円以上となっていたら、最初は900円だと思っての他はありません。ただ、この求人には載っては無いけれど、会社によっては隠れた試用期間がある可能性もあります。その期間がいつまでかはまちまちであり、実際に面接を受けたら試用期間があるといって、この期間だけは時給ダウンという場合もあるかもしれません。

次に、土･日･祝での勤務は時給アップするのか？についても確認が必要です。管理人の勤めていた食品会社での工場で働くスタッフの場合、月〜土は時給900円に対し、日･祝は時給1000円とアップです。工場の場合は慢性的な人手不足もあり、特にお子さんのいる主婦にとっては日曜勤務はだいたい敬遠されます。しかも、この会社の場合は食品製造･販売なので、取引先は全国の大手スーパーやストアなどを相手にしているわけですから、特に土･日･祝、年末などがかなり忙しくなります。しかし、この会社の場合は土曜だけは時給アップではありません。管理人の仕事は事務所での雑用スタッフでしたが、週3日(火･木･土)のシフトだったため、時給は900円のままです。この会社に限り、土曜出勤は工場で働くも事務所でも損のようなところでした。

時間のシフト

主婦で一番気になるは勤務時間です。家事育児などの両立がとても重要です。だいたい3ｈ〜4ｈくらいの週3日辺りでしょうか。求人では｢一日3ｈ〜でもＯＫ｣と、｢一日(実質)3ｈもしくは4ｈまで｣の内容では大きく意味が違ってきます。

｢一日3ｈ〜でもＯＫ｣ということは、逆に言い換えると、経営者の視点から長い時間のシフトを歓迎するという場合もあります。そこを気を付けないとトラブルの原因になるかもしれません。

本当に、きっちり限られた時間通りでお仕事を希望するのであれば、事前に勤務時間の確認が必要です。

交通費

やはり気になるの一つは交通費です。小さな会社は規定内支給が多いです。つまり往復500〜1000円以内とかのイメージです。小さい会社でパート･アルバイトで仕事しようとする際、自宅から遠いと損であることが明らかです。

管理人の場合は自宅から徒歩11分の職場だったため、交通費の支給はゼロでした。

労働契約書(雇用契約書)

派遣の場合は、必ず就業条件明示書というものがあります。パート･アルバイトも労働契約書というものが存在します。これはとても大切なものです。

しかし、零細企業や家族経営の企業では労働契約書などの無い所が多く問題となっています。実を申し上げますと、管理人自身がパートをしていた家族経営の食品会社ではそのような書面は一度も見たことがありません。経営者との口頭のみの契約といった感じです。もし、実際に書面が無かった場合は労働法違反に引っかかる可能性があると考えられます。

書面のない会社はすぐ辞めた方がおすすめです。

給料の支払い(手渡しor銀行振り込み)

小さい会社は古い体質･体制の所が殆どであり、給料は今時珍しい現金手渡しの方が多い傾向にあります。何故かといいますと、銀行振り込みは振り込み手数料がかかるので、小さな会社にとっては負担がかかるからです。だから、現金の方が節約になるのです。現金手渡しのメリットは、受け取人にとって茶色い封筒に入っている給料を貰った喜びが大きいくらいです。

ただ、デメリットが多いと思います。まずは、盗難、途中でどこかで落とす可能性があること、そして、渡す側が給料日に不在だったり、忘れられたりして、給料受け取りが遅れてしまうことです。