就職

私は第一就職氷河期世代であるが、今はさらに超就職氷河期の時代で新卒採用が過去最悪の状況となっている。つまり、私達の世代よりもさらに深刻ということであろう。私は久々にTwitterをログインしてからそれぞれ見てみると、とある人のつぶやきに『中小企業を受けない理由/上位10位』という内容に目に付いた。これは、この時勢から始まったことではないが、私の世代からも既に中小企業は不人気があった。

<一部抜粋>

今調査は2010年10月1日~11日にかけて2011年3月卒業予定の大学生に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は923人。回答者区分は文系男子313人、文系女子244人、理系男子269人、理系女子97人。

同調査母体では10月1日時点で内定率は国公立84.0%・私立70.1%。理系女子以外は去年よりもさらに厳しい値が出ている。彼ら・彼女らに対し、従業員300人未満のいわゆる中小企業に対して求職経験があるか否かを聞いたところ、ある人は52.1%と半数強に留まった。そこで中小企業に対して求職しなかった残り47.9%にその理由を聞いた結果が次のグラフ。トップ2は「安定性に欠ける」「知名度が低い」だった。

■中小企業を受けていない理由(上位十位、複数回答)

安定性に欠ける 47.1%

知名度が低い 46.2%

福利厚生が不十分 36.9%

給与・待遇が良くない 36.9%

競争力が弱い 25.3%

世間体が気になる 21.9%

転職などキャリアアップがしにくい 14.9%

設備が不十分 14.0%

優秀な人材が少ない 12.7%

同世代の社員が少ない 10.0%

離職率が高い 10.0%

以上

さて、これらの理由はあくまでも2011年大学卒生対象とあるが、その以前以降の世代達も雇用形態問わずに中小で勤務している人、もしくは、勤務していた人なら同感しているかもしれない。現在、とある中小でパート事務している私自身の場合、上記のアンケートをみて特に感じているものは『安定性に欠ける』『給与・待遇が良くない』『転職などキャリアアップしにくい』『設備が不十分』の4つである。

まず、『安定性に欠ける』について。勤務先のパート直接雇用でも、実際は更新契約となっているので、もし、景気や経営状況などが悪化すればいつ契約が切れてもおかしくない状況である。

次に、『給与・待遇』について。以前は派遣社員だった時と比較すればパートは極端に低時給、お給料も前の半分となった。ただし、昨年冬のボーナスは驚くほど約一カ月分の給料位(それでも通常の給料+ボーナスで前の派遣社員の給料分となる)。しかし、今年2011年度のボーナスについては全く分からない。むしろ期待はしていない。

さらに、『転職などのキャリアアップしにくい』について。これは、本当に言えることだ。かつて、派遣社員の時は殆ど大手や優良企業の紹介が多く、大きい企業はしっかりした組織とマニュアル体制が既に出来上がっていたので、派遣指揮命令者(社員の責任担当者)からある程度自身に任される仕事や専門的要素に近い仕事が与えられる機会が多かった事と、ある分野の中で未経験でも派遣元のフォロー体制と研修もあり、さらに就業先の社員からも丁寧指導してくる場合も多かったため、後から自然にスキルが身に付く事が出来たのある。そして、契約満了後は次のレベルと時給の高い就業先へ紹介してくれるチャンスも過去にあった。しかし、リーマンショック以来、条件の良い派遣先も減り、仕方が無く中小のパートになって1年経過したが、時給UPが無い事と特別スキルが身に付いた実感がない。つまり、派遣社員だった時と全く逆である。

最後に、『設備が不十分』について。私のパート先の洋式トイレは未だウォシュレットがないのでキツイ…。また、社内に週二度お掃除(各フロアとトイレ掃除、植物の手入れ、電球取り変えなど)をしてくれる短時間パートさんがいるが、それ以外は社員と女性パートが身の回りを掃除したり、週一度ゴミを捨てたりしなければならない。女性パートに関しては各階のお手拭きタオルの洗濯と給湯室の流し台の掃除、会議室のテーブル拭き、来客のお茶出しなどもしている。ただし、私の職場の場合、男性ばかりであり、女性は私一人なので特に掃除当番制はまったくないし、みな自主的に行っているのでその点では幸いである。

<一部抜粋>

■中小企業を受けた理由(上位十位、複数回答)

やりたい仕事に就ける 46.4%

企業として独自の強みがある 40.1%

会社の雰囲気が良い 39.5%

出身地・地元に本社がある 29.5%

仕事の裁量が大きい 21.0%

経営者が魅力的 21.0%

内定を取りやすい 18.5%

将来性がある 17.0%

転属を伴う転勤がない 15.4%

早い時期に選考が始まる 11.4%

以上

大手がダメで中小を受けるしかないと理由を除き、中小に興味がある人も少なくはないのでは?中小はすべてがダメとは限らないと思う。確かに条件の悪い会社も多いが、中には社会保険完備でこれから伸びそうな所や忙しいけどアットホームな所などもある。私のパート勤務先も契約期間と給与の面はさておき、小さいながらもまともな会社で良かったと思う。一年ちょっと続けられたのは、まず地元である事と社会保険完備、あとは人間関係に悩まない事が一番大きい。ただ、上記の2011年3月卒業予定の大学生によるアンケートで『内定取りやすい』『早い時期に選考が始まる』の答えだが、この時勢からして甘いと感じる。ちなみに、私のパート勤務先では2011年度の新卒社員募集は全く行っていない。だから、中小でも新卒採用行わない会社も多く存在するのではないかと思う。

最後に、大手や中小企業にせよ一体何がしたいのか?何をやって何を計画するのか・・・など、しっかり将来の蓄えに備えるべきだと思う。私は、今から転職を望んでいるところだが、かといってすぐにパートを止める事はとても危険だし、これからもずっと会社が契約を更新してくれるならそのまま続け、その間、次のスキルアップにつながるような仕事を気長に探して行こうと思う。ただし、私は責任重大で自由が奪われるような正規雇用を望んでおらず、ただ高収入のための仕事も望んでいない。いつの時代も人は高望みをし過ぎているような気がするが、企業ブランド名や世間体、地位などは本当にバカバカしいことである。この厳しいご時世で働いている正規雇用者と非正規雇用者を問わず、私も含めた多くの若年者は、大手でもリストラや中小の倒産など起こりえるので、そこをしっかり計算をして、これからは贅沢せず、稼げる時はしっかり貯金など何かを対策をしておいた方が良さそうだと思う。後、周囲にも害を与える値上がりしたタバコも止めるべきである。

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