これからは愛の冷めた時代へ

最近すっかりTVを全く観なくなりましたが、たまたまネットを検索していたら『無縁社会』という言葉が出てきました。さらにそれについて検索すると、NHKあすの日本『無縁社会』という番組が何度も放送されていたことを初めて知りました。以前、TVを観ていた頃は何度もNHKあすの日本を観ていた記憶があるのですが、改めて『無縁社会』について関心を持ちました。これは、本当に人ごとではないからです。

無縁社会無縁社会の正体―血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために (NHK出版新書 338)

『無縁社会』は家族や地域、会社などで絆が失われること…。こうして家庭崩壊、単独者の将来への不安、失業、病気、無縁死(孤独死)などは今の時代に急激に増えつつあります。誠に悲しい現実です。TVだけではなく、とある新聞の記事に『孤族の国』というタイトルがありましたが、この内容記事もNHK番組と共通しています。

私は、ネット上で過去に放送したタイトルを見つけて驚きました。それは2010年1月19日(火)放送のシリーズ『無縁社会』ニッポン⑥「結婚式に代理出席」です。最近、親族や友人の少ない人に結婚式の代理出席依頼が出来るサービスがあったのですね…。私は既に結婚しましたが、もし、あの時(結婚式前)にこの代理サービスの存在を知っていたなら考えたかもしれません。(夫はどうか分かりません。)何故なら夫も私も友人が少なかったからです。以前に、恋人のいない人向けに代理彼氏(彼女)とデートしてくれるサービスを聞いたことがあります。しかし…どちらにしてもお金を払えば何でもしてくれるとはいえ、何だか切ない思いです。お金から愛が買えません。もし、あの時、私が回心していたら、この世の偽り(代理サービス)より、主の祝福に満ちた大勢の兄弟姉妹の集まる教会で結婚式を挙げたかったです。

『無縁社会』ですが、キリスト教国家の国では閉鎖的な日本よりまだ少ないのではないかと思います。欧米人の大半(特に年齢層高い人達)は、週一度教会の礼拝に出席していると思いますし、中には欠席の多い信徒には何度も呼びかける体制が自然に出来上がっています。これなら、その人に何かがあっても未然に防ぐ事が出来ますね。私の夫が6年間米国に留学していた頃、彼も初めは教会へ毎週出席していましたが、途中で教会から離れてしまい、彼を気にかけてくれた人が何度も彼の自宅へ訪問したそうです。これは本人から直接聞いたお話ですが、このことはキリスト教において普通なのです。私の通う教会でも、ずっと欠席している信徒達や信仰から離れている人にはお電話やお手紙を書くように簡単に指導を受けています。しかし、キリスト教国家でない日本は、神道・仏教であっても信徒に呼びかける指導も何もありません。決して檀家ではなく形式だけ(口先だけ)の仏教徒もしくは無神論者がほとんどで我が道を歩む人は実は多いです。さらに、世間の人にはいろんなタイプがいるかもしれません。それも不安に思いつつ・・・自分は何とかなる、人の助けはいらない(もしくは、人は信用できない)、人づきあいが面倒・・・など。これも、滅びの道(悲劇)につながっていると思います。

私が子供の頃から日本は、宗教とかはおいて、会社や地域とのつながりが深かったような感じがします。一人っ子である私の両親は共働きであり、当時、親しい近所の人に大変お世話になった記憶が今でも鮮やかに残っています。近隣の二人の子と時にはケンカしながらもいつも仲良く遊びました。そのうち一人は長女で私と同い年でした。ある時、私が体調崩した時も近所のおばさんは専業主婦でありながら、内職&自分の二人の子供を育てながらもよく看病してくれたり、小学校上がりたての頃は学研まで注文してくれたり、学校でイジメがあったらすぐに助けてくれたりと…今思うと感謝しきれないことが沢山ありました。本当にあの御両親はお世話上手でコツコツと良く働き、謙虚な印象がありました。(これは罪になると承知ですが、派手で好き勝手にやっている私の両親とは大違いです。主よ、本当におゆるし下さい。)やがて、私が小学3・4年頃にはその近所の家族は他地域の新しい購入した家へ引っ越してしまいました。あの時は寂しかったです。

私は正直にいうと、世間の人づき合いと近所づき合いが苦手ですが、ただ家族の絆は本当に大事に思います。私の両親は決して家庭的ではありませんでしたが、実の両親がいるからこそ今の私があり、夫の結婚を通して神様から新しい私自身の心を受け入れてくれる霊的な両親を与えて下さいました。しかも、教会の兄弟姉妹同士でもあります。義理の両親は高齢ですが、いつも神様に守られています。おととしから二世帯で暮らしましたので、この前の1/4にお風呂場で倒れた義父をすぐ助けて救急車を呼びましたし、近所にかかりつけのクリニックに通っているで幸いに大きな病気ではありませんでした。今は、食欲も出てきて元気になってきましたが、しばらくは安静にしています。神様は本当に凄いのです。私は、天から頂いた家族と教会という居場所を与えて下さったことが何よりも感謝です。ですから、全能の父なる神様を求めるなら、どんなことがあっても弱い私達を必ず助けてくれます。主は我が避けどころとあるのですから、多くの日本国民もただお一人である真理の神様に出会えたら、こんな悲惨な『無縁社会』が無くなるはずです。

しかし、世の終わりが確実に近づいていることは間違いありません。主イエス様の再臨が近ければ近いほど天変地異や経済崩壊、前代未聞の事件、戦争が起こります。さらに人間の心が冷え切っていきます。愛のかわりにどんどん偽りも増えるでしょう。これからは自分だけ(孤独)を愛し、人を助けたりしない(もしくは人はどうでもいい…)、分かち合いを拒否する、モラルの激減、マナーを守らないそういう人達が増えるばかりです。クリスチャンのこれからは、この世を悪くしているサタンや誘惑に負けず、正しく信仰(栄光の武具)を持って明日に備える事が大切だと思うのです。

↓それでは♪
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