新東京スカイツリーは危機前兆

2011/7/28

最近、義母と新東京スカイツリーについて語った。義母は「どこの国でもタワーが建つと、必ず何かが起きる。」と語っていたが、私も同感である。来年‘12年2月に竣工予定であるが、今後の日本経済などの危機がさらに深刻化にならなければよいと思う。その前に、欧米では新東京ツカイツリーのことを「ボロカス」「衰退のシンボル」等批評されているらしい。義母と私は、このスカイツリーを旧約聖書に登場するバベルの塔を思い浮かんだ。かつて、一つの言語だけだった古代民族は「我々の為に都市と塔を建てて天に届かせよう。」と建設しようとしたが、それを見た神は怒り、人々の言語を混乱させて互いに通じ合わないようにし、バベルの塔の建設は取りやめとなってしまった。つまり、塔（タワー）建設は人間の傲慢さをそのままあらわしているように見える。その傲慢や自分達だけの利益を求めようとする姿は、昔も現代も全く変わらないわけである。

しかし、他の各国では既にタワー建設の後は必ず経済危機などが訪れている。‘74年シカゴのシアーズ・タワー完成後はオイル・ショックが起き、米国のエンバイアー・ステートビルの完成後は世界大恐慌、アラブ首長国連邦ドバイの超高層タワー（828メートル）を完成直前に’09年リーマンショック、マレーシアの高層タワー完成時にアジア金融危機が起きている。だから、日本でも何も起きないわけではない。その前に、3.11の東日本大震災や福島第一原発問題が起きているので、来年もさらにどうかなるか分からない。それなのに、この厳しいご時世に新東京スカイツリーを建てること自体おかしいと思う。しかも、何故か地盤の弱い下町に建てたか疑問に残る。ちなみにスカイツリー入場料金は以下となっているようだ。