愛に生きることの難しさをこの間の主日礼拝にて学びました。”愛するということは、単なる情熱ではない。それは一つの決意であり、判断であり、約束である(エーリッヒ・フロム「愛するということ」)”
愛に生きるというメッセージをまとめてみる
私たちの限界
4/17主日礼拝に、宇都宮市内にある姉妹教会から来られた特別ゲストの牧師より「愛に生きる」という題名のメッセージを頂き、私自身も心の大きな励みとなりました。私自身の感想も含めてまとめてみました。
新約聖書に登場する裕福な青年より
「すると彼は、このことばに顔を曇らせ、悲しみながら立ち去った。なぜなら、この人は多くの財産を持っていたからである」(マルコ10:32)
私たち人間が本当の愛を示すことは容易ではありません。新約聖書に出てくる裕福な青年は今まで自分では善い行いをしてきたつもりだけど、ある日、イエス様のところに来て「永遠の命を自分のものとして受けるためには、私は何をしたらよいでしょうか。」と尋ねると、イエス様は戒めの次に「あなたの持ち物をみな売り払い、貧しい人たちに与えなさい。そうすれば天の宝を積むことになります。」とおっしゃっているシーンがあります。これによって裕福な青年は顔を曇らせて、悲しみながら立ち去りました。現代で言えば、私たちの全ての財産を売り払ってから困っている人たちに施すということ。これは当然のごとくとても無理です。
使徒パウロより
「私は、自分でしたと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っています。・・・私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか」(ローマ7:19,26)
ゲストの牧師より人生の究極の目的
- 自分には出来ないことを認める。
- 愛する努力をする。
自分には出来ないことを認める
人から愛されたいと思う方が多い。(両親に愛されたい。好きな人に愛されたい。みんなに愛されたい。)人から愛されることは楽だと思います。でも、自分から人に愛を示すことはなかなか出来ません。例えば、人のために自ら犠牲を払うこと(命とお金とか)、心理的に自分に傷つけた人もしくは裏切った人に対して絶対に許せない。そこでゲストの牧師は「愛のない私たちは、自分には出来ないことを認めること」です。神様は何も出来ない私たち皆を愛して下さっています。渡辺和子さん作の”幸せはあなたの心が決める”という本の中で、和子さんご自身が子供の頃、お母様から注意を受けた時の言葉は「あなたは何様なの?」とキツイ言葉を言われて、ムスッとしたそうです。しかし、信仰を頂いてからはお母様のあんなにキツイ言葉を感謝しました。つまり、私たちは神様の前では何も出来ないし、何様でも何ともないということです。だから「徹底的に自分で出来ない」から、神様から愛を頂き、愛を注いで下さるようにお祈りすれば良いのです。
「主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存知です」(ヨハネ21:15)
「あなたは何様なの?」(渡辺和子さん「幸せはあなたの心が決める」)
愛する努力をする
「愛するということは、単なる情熱ではない。それは一つの決意であり、判断であり、約束である」(エーリッヒ・フロム「愛するということ」)
先ほどの一番目とは矛盾となりますが「愛する努力をする」ことも大切であること。神様から愛は沢山頂けます。しかし、神様から愛を頂いたら(与えられたら)、流れるように訓練もしなければならないことです。愛は決断と感謝が重要です。感謝は当たり前の気持ちではいけません。どんなことがあっても、よく考えてから感謝が出来るようになるということです。考える=感謝です。特に子育てや結婚生活、家族のこと、職場のことなど色々と悩みや問題がありますが、その中で学ぶべきことが目の前で沢山あると思います。ゲストの牧師はとても分かりやすい言葉を頂きました。『学ぶは真似る』ということです。
例えば、日本舞踊などの芸の世界では、はじめは先輩たちの披露を真似る必要があります。大工の職人の世界も同じです。真似して身についてくると、自分で展開出来るようになっていきます。私はこれ聞いて納得しました。今まで失敗を繰り返してきた一人の自分もこれが出来なかったと分かりました。普段、ネット関連で自分のブログが検索上位が上がらない時、ダンナから「検索上位になっている他人のブログみて真似るべき」とよく言われます。仕事の時も同じです。
私はふと思ったのです。『学ぶは真似る』は、人の話など聞く耳を持つこと。信仰的に聖書のみ言葉を聞いて実践することではないでしょうか?そうすれば愛に生きることも実践につながるのではないかと。そう思うと、感謝の心が後から湧いてきました。また、今回のゲストの牧師によるメッセージを通して心が軽くなった実感です。最後に、先生は面白いことを教えてくださいました。英語は特別得意とはおっしゃっていませんでしたが、上手くつながる単語の組み合わせが偶然にもなったそうです。考える(Think)から感謝(Thank)へ。
ブログを見て下さりありがとうございました。
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