この頃、お仕事が落ち着いて暇ですが、このご時世を思うと仕事があるだけ感謝しなければなりません。時々心が移り気になりやすい私は、心の奥底では“いつかは、もっとやりがいのある仕事へ転職”したいと思いつつ・・・まだまだ甘い考えが残っています。（それはあまり良くないこと！）厳しい現実は、年齢が高ければ高いほど難しいし、いいえ、その前に、今はまだ若い新卒の人達さえも就職は難しい時代です。
資格・実務経験とはいっているが…
ただ、個人においてひっかかるのは、企業で求められている資格や実務経験についてです。ハッキリ言ってこれをしっかり身についている人材は日本国内にどの位いるのでしょうか？私は、完璧に仕事こなせる人や高度な技術者はほんの一部だと思います。
ロスジェネ世代の問題
今は超氷河期で、その前もロスジェネ世代と呼ばれる第一氷河期（失われた世代）が沢山存在し、彼らの大半は望まない非正規雇用、つまり転々としたフリーターなどの道しかありません。これでは、収入不安定と実務経験も積めないし、資格を取ろうとしてもお金も余裕がないし、なかなか思うように勉強する時間も取れないことです。まだ若い超氷河期世代も将来は、高年齢化になりつつ今の失われた世代のようになりそうな気がします。もっと最悪なことに、最近の東日本大震災も重なり、これからの日本は大変です。今だからこそ、各民間企業の雇う方々は、従来の誤った採用基準を大幅に見直してから改革すべきだと思います。それから、怠惰な官僚や公務員の無駄な給料はもっとカットすべきです！
希望や目標とは何だろう
さて、学歴だろうと資格だろうと、そして実務経験ですが、職種によっては（重要な専門職や技術職を除き）混乱した世の中では役に立たないこともあるような気がします。しかし、大事だと思うのは「自分はこれに向いているから」とか、「これをやりたいから」とか中途半端な希望よりも、「自分は努力次第で一体何が出来るか？」「世のため、人のために何をしてあげられるか？」「どのように工夫して、どのようにすれば道を開くことが出来るか？」「今の時代には、何が必要で何を学び、どのように行動してみようか？」など前向きな目標計画を立てて実践することだと思います。
忘れてはならない大切なこと
人間がすぐ忘れがちである感謝と忍耐、誠実さです。世の中は、能力と年収や社会的地位などの格差が急速に拡大しつつある中でみな誰でも不平不満があります。自分が思い通りにならない時、例えば、自分よりも優れている人や良い企業で正社員で勤務している人、同じ与えられた仕事で正規雇用と非正規雇用の優遇などで比較したりしたことはありませんか？もしくは、安給料でキツイ仕事でイライラしたり、スキルの足りない自身を悔やんだり、能力のある人を妬んだりなども・・・。これがもっとも本来の自分を見失ってしまう大きな原因の一つだと思います。
そこで、世の社会でも十分通用出来る聖書からの御言葉があります。
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える（第一コリント13：4～7）」
ここでの”愛”という言葉は日本人にとっては恋愛感情などのイメージになりがちですが、それは全く違います。聖書の”愛”は、簡単にいえば”人間同士の心の成長”だと私自身は感じとれます。う～ん、私も含めて多くの人達は難しい実践の言葉です。しかし、この御言葉通りに信じて実行するなら、希望と目標を失うこともなく、周囲の人と比較しなくなると思います。それは、就職・転職活動だろうと、会社が決まった後だろうと、どんなことでも自分で何かの形で道が開けるようになれます。そうなれたら本当に凄いことです。新約聖書の第一コリント13：4～7は素晴らしい御言葉であり、私も大好きな御言葉の一種です。
