明治薬科大学での市民大学講座『第一回目』を受講しに行く

生まれて初めての市民大学講座です。所沢市(埼玉県境)住まいから徒歩10分にある清瀬市(東京)の明治薬科大学で4月〜12月(7月・8月除く)第三日曜日に講座が開催されました。学ぶテーマは『自然と健康を考える』であり、身近な植物や自然に親しみ、食用・薬用となるものを学びながら、日常生活でそれらの知識を役立てることです。

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明治薬科大学 市民大学講座 第一回目

まず、明治薬科大学での市民大学講座を受ける動悸とは、元々ハーブや漢方、美容・健康に関することに興味を持っていたこと、又、クリスチャンである筆者にとって学んでいる聖書(自然も全て創造された神様)からの視点で知識を得ようと思ったからです。今年限り、いつも楽しい教会を第三日曜日のみ休むことになるのですが、明治薬科大学での一年に一度のチャンスであり、無料で受講させていただけるわけですから、これは大きな恵みだと確信しています。今回はイースター(復活祭)と重なる4月21日から第一回目として新たな始まりです。

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その前に、市民大学講座での受講申し込みの流れ

明治薬科大学の市民大学講座の開催期間及び申し込みは、常にホームページを確認する必要があります。筆者の場合は、3月上旬頃に往復ハガキにて応募しました。今年の締め切りが3月15日までとギリギリでしたが、一週間後には案内(受講可)の返信ハガキが届きました。さらに、第一回目開催日の数日前には会員証兼入館許可証・案内文書が届きます。会員証兼入館許可証は薄っぺらい紙切れでしたが、当日受付ではキチンと名札ケースが用意されますから安心です。

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9:30〜10:40 講演 「植物の病害虫について その1(春から初夏に発生する病害虫)」 八重樫 義平 先生

1限目は、春から初夏に発生する病害虫についてです。八重樫先生は元農薬会社の社員であり、農薬・病害虫についての知識を活かして12年間講義されています。筆者にとって特に学んだこと、印象に残ったポイントは以下の通りです。

食の安全に関わる言葉

  • ポジティブリスト・・・法律上の基準により、農薬をこれ以上食品に使用しないようにすること。
  • 地球温暖化・・・食料の最も大きい問題。
  • 特定農産物制度・・・産地(都道府県)・生産者の表示を含め、減農薬・減化学肥料の農産物を市場へ出荷。
  • 放射能・・・原発事故によって放射能汚染された東日本のうち、特にキノコ栽培は西の岡山県辺りから原木を調達していたり、海産物ではホヤの養殖に沖縄県のもずくを餌として使っていることのようだ。
  • ゲノム編集農産物・・・遺伝子組み換えを除き、例えば種のない果物・野菜、アレルギーが起こらない小麦などの新しい品種開発。

植物に春〜初夏に発生する害虫名

  • アブラムシ類・・・秋から冬にかけて雌は卵を産む前、体内では既に孵化させているので、繁殖は半端ではない。
  • カイガラムシ類
  • ケムシ類
  • コナジラミ類
  • ハモグリバエ類
  • ニジュウヤホシテントウ虫類

害虫も環境に応じてしぶとく生きています。特に野菜・果物を作る農家の人達のご苦労がこの講座によって痛感します。

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11:00〜12:10 講演「春の木の花、草の花」蜂須賀 公之 先生

2限目は、春の木の花、草の花についてです。講義下さった峰須賀先生は何と油絵など描く美大出身です。しかし、自然に咲いている様々な花へ深く興味を示され、そこから本格的に環境保全活動へ取り組むようになり、都立武蔵野公園などの管理責任者として現在に至っているようです。峰須賀先生の芸術家のような熱く印象に残る言葉は、「(自然を破壊して住宅化が進むなかで)環境を何とかしたい」、「(自然を破壊するものに対して)無知は罪」、「自然を傷つけば、人も傷をつく」、「(本来の)自然をそのまま生かす」、「環境に応じて生き残る」とのことです。さらに、環境保全にはコミュニケーションがとても重要であることです。つまり、自然を守るためには地域の人達との信頼関係でいなけらば、何も進まないことだと思います。

最初に紹介された花は今の時期に咲くギンラン・キンラン・シュンランです。これらの野生ランですが、キノコの菌種とつながって助けながら生きています。又、これらも絶滅危惧に指定されており、絶対に無断で摘み取ってはいけない花です。

他にも絶滅危惧に登録している国内の花が数多くあります。都内で絶滅危惧の木の花、草の花を観察出来る場所は、武蔵野公園、滝山公園、野川公園、武蔵野公園、浅間山公園、八国山公園などがおすすめのようです。

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12:10〜13:10 休憩(昼休み)

昼休みはフロネシスのラウンジ、もしくは学生食堂ラウンジで飲食可能です。ただし、日曜日で営業していないので手弁当などの持参となります。

さらに、薬草園への植物観察も自由です。これから毎月1度の講座を受講しに行くたびに、ここで四季を味わうことが出来るでしょう。

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13:10〜14:20 講演 「健康と環境(Ⅰ)明治薬科大学の紹介/オゾン層の破壊と紫外線」 石井 一行

3限目の健康と環境について講義して下さる石井先生はここの大学教授であります。主に、衛生化学専門であり、環境管理責任者などです。3つの講座の中では最も専門的な内容となります。初回では、明治薬科大学について長めの紹介の後、オゾン層破壊の原因について学びました。世界中のかつてキリストが誕生した2千年前では人口約1億人だったようです。ところが、産業革命など起きた近代に入ってから人口が急増し、2015年3月の推計では73億人となりました。これを「人口爆発」というものです。これによって、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、森林破壊・砂漠化、生物多様性の保全、化学物質の汚染、有害廃棄物の越境移動という地球的規模の環境問題が起きているのです。この後の詳細はここでは載せませんが、次回は紫外線について学ぶ予定です。

感想

実は、大卒ではない筆者(専門卒)にとって、憧れの大学で講座を受けることが出来て良かったです。又、一瞬キャンパスライフを味わえるのも魅力です。自宅から近い明治薬科大学は旦那と何度も薬草園、秋の明薬祭にも訪れています。次回、5月の第3日曜日まで待ち遠しいです。余談ですが、平成最後である4月30日は所属している教会での親睦会があり、場所は昭和記念公園にてピクニックを予定しております。ここでチューリップなどのキレイな花も観察出来るチャンスです。

ブログを見てくださりありがとうございました。

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