今までの合成洗剤を使うより、クエン酸で汚れ・除菌・消臭効果有り

筆者はナチュラルクリーニングへまだ目覚めたばかりです。前回はセスキ炭酸ソーダについてでしたが、次はクエン酸を使ってみたことをこれからお話します。クエン酸は重曹と上手く使い分けている方は大勢いらっしゃると思います。これについては後程にしますが、クエン酸の得意な働きを知ってから、どれ程の効果があったか一部検証しました。

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クエン酸の用途と大切なこと

クエン酸について調べた知識や実際の効果などお話していきます。

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ミヨシ 暮らしのクエン酸

クエン酸もいろいろなメーカーや100均でも売っていますが、筆者はミヨシ石鹸のクエン酸を使っています。他に洗濯せっけんのそよ風、重曹も同じメーカーです。

クエン酸を使う際には、家でずっと使われていなかったプラスチックの軽量スプーンで必要な分量を取ります。クエン酸はメーカーによって多少形状が異なると思いますが、ミヨシ石鹼のクエン酸は水ですぐに溶けます。

某ブログより、100均のクエン酸でセリアとダイソーと比較していましが、ダイソーよりセリアの方が水に溶けやすいそうです。ある程度、クエン酸選びは質が大切だと思います。

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クエン酸はアルカリ性の汚れに有効

クエン酸の用途は、ポットの湯あか、シンクの水あか、食器洗い機の洗浄、器具についた魚の臭い取りなどです。「あか(垢)」はアルカリ性の汚れなので、クエン酸の酸性に効果があります。

クエン酸で洗浄した後のポットです。

お恥ずかしいことに、我が家の電気ポットは長い間洗浄しなかったため、ポットの中は茶色い湯あかが見事にこびりついていました。近頃、お茶を入れるお湯の味が変だと家族全員で感じていましたが、あれだけ汚れがひどいとお湯の味が不味くなるのは当然です(苦笑)

本来、ポットの洗浄は月一回ぐらいが必要です。ミヨシ石鹼よりポットの湯あかを落とす方法は袋の裏面に説明してあります。筆者は次の通りに実行しましたら、ポットの中は本当にきれいによみがえりました。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

満水のメモリまで水を張ったポットに、大さじ約4杯のクエン酸を入れてお湯を沸かします。そのまま1時間位保温した後、お湯を捨てよくすすぎます。(クエン酸洗浄機能がついているポットの場合は、説明書に従ってください。)※ポットの熱湯にご注意ください。

やはり、ポット洗浄は自然のクエン酸が安全・安心です。クエン酸がなければ食品のお酢も効くようです。

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普段のトイレ掃除にはクエン酸は効果あるが、酷い黄ばみ・尿石は酸性洗剤「サンポール」しかない

トイレ掃除にはクエン酸が効果があり、毎日でなくても最低でも週1回の掃除が大切です。トイレの悪臭は、時間が経った尿はねが原因で発生するアンモニアです。アンモニア、水あか、尿石は実はアルカリ性のため、酸性のクエン酸を使った掃除が最も効果があり、除菌・消臭にも作用します。空のスプレー容器に水に溶かしたクエン酸を入れて、便器の周囲、床・壁を吹きかけて掃除します。手が荒れないように手袋、スプレーする時に掃除シートや使い終わった歯ブラシがあるととても役立ちます。

ただし、トイレ掃除を怠ると、便器の黒ずみが付着したり、黄ばみ・尿石が蓄積してしまいます(苦笑)ここまでくるとクエン酸での掃除だけでは済みません。

黒ずみ落としにはセスキ炭酸ソーダや重曹などのアルカリ性が効きますが、頑固で取れにくい黄ばみ・尿石は強い酸性洗剤「サンポール」しかありません。

※「サンポール」を使った掃除については別の記事へさせていだきます。

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クエン酸は洗濯物の柔軟剤代わりにもなる

ナチュラルクリーニングのきっかけは洗濯から始まりました。先程、少しご紹介しましたが、今はミヨシ石鹼のそよ風粉せっけん、液体せっけんを併用しているところです。洗濯石鹸での衣類の仕上がりは柔軟剤が不要でも衣類・下着は柔らかいですが、タオルの場合は何となくごわつきが気になります。

かつて愛用していた人気の柔軟剤は香害や衣類の吸水性低下などの問題を理解して手放しました。最近はようやくほんのり天然アロマオイル入りの柔軟剤や無香料のものも登場しているようですが、柔軟剤の代わりに使えるのがクエン酸です。又、石鹼カスも防げます。

計量カップに小さじ1のクエン酸を水50ccでしっかり溶かし、柔軟剤投入口、またはすすぎのタイミングで入れています。

そうすることにより、ふっくらまでいきませんが、タオルは柔らかくなり、吸水性も上がりました。

しかし、筆者は無香料はどうしても苦手です。そよ風(微香入り)に加えてを微量、そしてクエン酸を使うことで、洗濯した後は衣類・下着・タオルはほんのり微かな良い香りになります。義母や旦那も「いい匂い」とほめてくれます。人によってはクエン酸にお好みの天然アロマオイルを加えることもあるようです。こちらも良い方法だと思います。

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<とても重要>重曹とクエン酸を混ぜると中和反応へ

重曹とクエン酸を使った掃除はずっと以前から定着しています。筆者は重曹を主に合成洗剤と混ぜて研磨剤の機能を上げてキッチンや洗面の周りを掃除していましたが、ナチュラルクリーニングへ目覚めた今はクエン酸も使うことにしました。

しかし、「ナチュクリじじい」こと猪ノ口幹雄氏によると、重曹とクエン酸を混ぜるのは時間と資源のムダ遣いであることを知りました。重曹にクエン酸や酢を混ぜると二酸化炭素が発生して泡が立っても、汚れが浮いてくるだけでごびりついた汚れをはぎ取っているわけでないことです。

検索先ナチュクリじじいが斬る! https://www.live-science.co.jp/store/c/ncjji/s_show_contents-e494.html

重曹はアルカリでクエン酸や酢は酸性だから、これを混ぜてしまうとお互いの汚れや臭いを落とす性質を打ち消しあってしまう中和反応が起こるからです。又、重曹はごく弱いアルカリ剤(pH8.2)なので汚れがを分解する力が弱いことです。

猪ノ口氏は、台所のゴミ受けカゴや排水口の掃除には、汚れを強力に分解する過炭酸ナトリウムを使うのが最も効果的で簡単な方法であること、洗剤を使う場合はpHについて理解しておく必要があると指摘しています。

まとめ

さて、今回も簡単にまとめてみました。

  • クエン酸は酸性であり、水あか落としなどのアルカリ性の汚れ落とし、除菌・消臭に効果あり
  • 用途、クエン酸の用途は、ポットの湯あか、シンクの水あか、食器洗い機の洗浄、器具についた魚の臭い取りなど
  • トイレ掃除にもクエン酸は良いが、黒ずみ汚れははセスキ炭酸ソーダ、黄ばみ・尿石は強い酸性洗剤サンポールしかない
  • 洗濯物にも柔軟剤代わりにクエン酸水を入れると石鹸カスも防げて、生地が柔らかく仕上がる
  • 重曹とクエン酸は中和反応になるので控えた方がよい。
  • 洗剤はpHを理解すべし

以上、記事をご覧いただきありがとうございます。

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