お風呂の石鹸、今までボディソープと固形石鹼を気分に合わせて使ってきました。最近、余計なものを取り除いたシンプルにこだわり始め、まずは顔・ボディを固形石鹸のみにしようと考えています。石鹸の定番といえばカウブランド「牛乳石鹸」。通常、赤箱・青箱と呼ばれて長く愛用されています。早速、赤箱を使ってみて良かったお話です。
カウブランドが人気である理由
何と言っても安くて良質!
カウブランド「赤箱」「青箱」がロングセラー商品となっている理由は、どこでも安く買えて、国産で良質、誰にでも使えることです。良質なわけは、国内の工場で手間のかかる「釜だき製法」でつくられているからです。食用原料となる高品質の天然油脂を主原料に、熟練の技術で加熱、かくはん、静置の工程を約一週間かけ、じっくりと熟成させているものです。
赤箱と青箱について
おなじみの「赤箱」「青箱」は2016年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。
さて、「赤箱」と「青箱」の違いは根強いファンの中ではすでにご存知かもしれませんが、簡単に答えるとしっとりとさっぱりの違いです。個人なりにザクっと比較を確認しました。
パッケージ | 赤箱 | 青箱 |
洗い上がり | しっとりすべすべなめらか | さっぱりすべすべ |
泡立ち | クリーミィな泡立ち | ソフトな泡立ち |
全成分 | 石ケン素地 香料 乳脂(牛乳) スクワラン 水 ステアリン酸 酸化チタン EDTA-4Na |
石ケン素地 香料 乳脂(牛乳) 水 ステアリン酸 酸化チタン EDTA-4Na |
香り | やさしいローズ調の花の香り | さわやかなジャスミン調の花の香り |
価格1コあたり |
レギュラーサイズの場合 1コあたり100g/税込110円 |
レギュラーサイズの場合 1コあたり85g/税込88円 |
簡単にまとめてパッとお気づきのように、全成分は赤箱にはうるおい成分であるスクワランが配合してあるのみでどちらも同じ原料です。最後の1個あたりの価格の場合)は赤箱の方は少し高め、青箱の方は安めとなっています。
いずれも気軽に求めやすく、ボディソープのような余計な成分も少ないし、洗い上がりも好みや気分に合わせても良いと思います。
知らなかったこと 関西の赤箱、関東の青箱?
カウブランドのサイトをじっくり拝見させていただきましたが、筆者にとって初めて知ったのは赤箱が先に発売し歴史が古いということです。
1928年(昭和3年)大阪に生まれて、当時は赤箱のみだったことです。後に、牛乳石鹼を日本全国の方にも使って欲しいとのことで、さっぱりとした洗い上がりが特徴の青箱を開発したのです。この青箱は関東で人気商品となり、このような歴史から、今でも関西では赤箱、関東では青箱が多く販売されているのです。個人的には今までこれに気づきませんでした。
しかし、関東でも普通に赤箱も売っています。ある日、筆者は近くのドン・キホーテで赤箱バラ売りを見つけたので、取り合えず2個購入しました。
赤箱を使ってみて本当に肌がしっとりだった!
ある日、お風呂に使っていた前の石鹸が切れたので、いよいよ赤箱を開けました。包装袋を破ると懐かしい良い香りが広がります。人工的なローズ調の香りは昔の下町にある銭湯を思い浮かべます。
銭湯といえば、牛乳石鹸×BEAMS JAPAN「銭湯のススメ。」という企画サイトがありましたが、ご興味のある方は「東京銭湯」と検索してみてください。
リンクも次へ貼らせていただきます。→https://tokyosento.com/
少し、お話がほんのズレてしまいましたが、赤箱のお話に戻ります。早速、体を洗う時にこちらの石鹸を使ってみると、確かに濃厚な泡立ち、これで洗顔すると意外に目も沁みなかったです。洗い上がりはさっぱりしていますが、スクワラン配合もあって肌は荒れずにしっとりしました。体を洗うだけではなく安心して洗顔も出来るのですから、容器のボディソープや洗顔フォームを省いて、やはり固形石鹼にはエコ・コスパなどのメリットあるということがよく分かりました。
これからもシンプルライフのために石鹸を楽しんで参りたいと思います。
以上、記事をご覧いただきありがとうございます。