近頃、自然志向を高めて洗濯石鹸をメインにしていますが、合成洗剤を使った時と比べると作業時間がかかります。例えば、粉末タイプは暑い夏は水温が高いのですぐに溶けやすく泡立ちますが、冬の低い水温では苦労します。ここで液体タイプに切り替えたいところですが、セスキ炭酸ソーダと併用することで節約につながることを知りました。
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セスキ炭酸ソーダは洗剤の助剤としても、そのまま使ってもOK!
セスキ炭酸ソーダを略して「セスキ」と呼ぶこともありますし、「セスキ炭酸ナトリウム」とも呼びます。重曹(炭酸水素ナトリウム)よりもアルカリ性(pH9.6〜10)が高めです。おうちの掃除などに使う目的で水に溶かした「セスキ水」が定番ですが、洗濯にも使えるのもメリットです。
セスキ炭酸ソーダの特徴
前回でもセスキ炭酸ソーダについて記事を載せたことがありますので、合わせてご拝読下さると幸いです。
セスキ炭酸ソーダは主に、油汚れや血液、食べこぼしなどの酸性汚れ、汗・皮脂などの酸性の臭いに使います。通常の衣類・タオルには汗・皮脂の汚れ、血液汚れを分解してくれる働きがあります。
重曹より、粉末は水に溶けやすく、特に白シャツの襟や袖の黒ずみにはセスキ水スプレーをかけておくと、洗濯の際に汚れが落ちやすくなります。
さらに、一般的な洗剤の殆どは合成界面活性剤(石油系)ですが、セスキ炭酸ソーダは自然系のアルカリ剤なので水や川などを汚すこともない環境に優しいものです。
セスキ炭酸ソーダはすすぎがラクで節水にも!
洗濯石鹸・セスキ炭酸ソーダを見直すようになった大きなきっかけは、漫画家・エコロジストである赤星たみこさんのブログからでした。
赤星たみこさんは、洗濯や掃除など、暮らしにエコ素材を取り入れ、セスキ炭酸ソーダを使う洗濯は15年以上も実践されているようです。
セスキ炭酸ソーダの最も注目するところは、水に溶けやすくて洗濯にピッタリであり、すすぎがラクだから、節水にもなることです。
毎日取り換えるインナーやタオルなどの軽い汚れは、セスキ炭酸ソーダで洗うだけでキレイになります。洗濯機で普通に洗えて、泡が立たないからすすぎは基本1回だけで済むので、お財布にも環境にも優しいのがポイントになります。
セスキ炭酸ソーダの洗浄・消臭効果の実感あり!
現在、第一石鹸の「セスキ炭酸ソーダ洗濯用」を使っています。こちらの特徴は酵素も含まれているものですが、クチコミの方は何故か少ないのが不思議です。個人的にはコスパもよく、軽量スプーンがついていることが何よりです。
また、袋の裏にある使用量の目安もとても分かりやすいです。実際、水に溶けやすく、手洗いするにも便利です。
実際に、エプロンの油シミ汚れもこちらで1時間以上つけ置きすると十分に落ちていたこと、キッチン用布フキンも同様にして、水にすすぎ、天日干しの後はすっかり臭いも取れていました。
洗濯機の石鹸カス対策として、ミヨシ石鹸そよ風液体せっけんの助剤にも使うこともあります。それに加えて柔軟剤代わりのクエン酸を使うので、どちらの効果なのか明らかではありませんが、今のところは石鹸カスや白物の黄ばみは発生していないです。
しかし、コスパ的には本品のみ、1回すすぎの方が良いと思います。
セスキ炭酸ソーダを使う時に気を付けること
セスキ炭酸ソーダは、すすぎ1回だけで普通の汚れが落とせる力があります。しかし、だからといって多めに量を入れてしまうとかえってベタついてしまうので、必ず使用量を気を付けることです。
一般の洗剤よりは肌に優しいですが、アルカリ性でタンパク質を分解する性質であることから、敏感肌の方は念のため手袋を着用することをおすすめします。
オシャレ着などの場合は別の洗剤をおすすめします。
セスキ炭酸ソーダの働きにもデメリットがあり、泥汚れや口紅などの頑固な汚れを落とすことは出来ません。この場合は強力な過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使用しましょう。
まとめ
セスキ炭酸ソーダで洗濯することについてまとめてみました。
- セスキ炭酸ソーダは主に、油汚れや血液、食べこぼしなどの軽い汚れ、汗・皮脂などの酸性の臭いに適していること(ただし、泥汚れや口紅などの頑固な汚れは不向き)
- セスキ炭酸ソーダは自然系のアルカリ剤なので水や川などを汚すこともない環境に優しいこと
- セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすくて1回のすすぎだけでよく、節約にもつながること
- 洗濯石鹸の助剤として石鹸カスや白物の黄ばみ防止になること
- 一般の洗剤と比べると肌に優しいが、敏感肌の方は念のため手袋を着用することをおすすめ
- オシャレ着などの場合は別の洗剤をおすすめ
以上、記事をご覧いただきありがとうございます。