40代以降の髪質に合うシャンプー選びは大切です。店頭に並ぶ市販のものは本当にピンキリです。近年はナチュラルやマイルド志向があり、市販でもプロのスタイリストより推奨するブランドもいくつもあります。必ずしも高価なサロンシャンプーでなくても、市販の中でそこそこ求めやすい価格で機能性の良いシャンプーなどで十分だったりします。
目次
BOTANIST(ボタニスト)ボタニカルシャンプー&トリートメント(スムース)を試す
今まで使っていたステラシードのアミノメイソンシャンプー(モイスト)が減り、そろそろ買い替えの時になりました。次はまた同じものをリピートするか、タラソエイトにするか、アンドハニーにするか、いろいろと迷いました。しかし、いずれもやや高めです。その結果、ボタニカルシャンプーとトリートメント(スムース)をアットコスメショッピングのリニューアル前の在庫セールがあり、貯まったポイントで買いました。
ボタニカルシャンプーの中でもスムースは優秀!
実は、くせ毛でパサつきやすく、広がりやすい筆者はボタニストシリーズでモイストにしようと思っていたのですが、スムースより評価が低めであることに引っ掛かりました。いろいろと情報を確認したり、ずっと悩んだ末、スムースを選びました。先ほど申し上げました通り、リニューアル前のセール品です。
アットコスメのクチコミも、美容室YouTuber、元美容師さんなど、ボタニストのボタニカルシャンプーの中ではさっぱり軽やかに仕上がるスムースが最も高い評価を得ています。また、市販シャンプーの中でもかなり優秀のようです。
ボタニカルシャンプー(スムース)のリニューアル前とリニューアル後の違い
ボタニカルシャンプーは既に2021年よりリニューアル発売されたばかりです。ボトルのデザイン少し変わっています。では、今回のスムースでの比較をしてみました。
リニューアル前
香り
シャンプー(グリーンアップルとローズの香り)、トリートメント(アップルとベリーの香り)
香りはクチコミの多くでは好評です。ローズよりアップル系が強いような感じがします。女性だけではなく、男性も使えそうな香りです。
シャンプー原材料・成分
※赤は洗浄成分
水、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルサルコシンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、セラミド2、加水分解ヒアルロン酸、PEG-30フィトステロール、サトウキビエキス、グリチルリチン酸2K、加水分解ケラチン(羊毛)、デシルグルコシド、コカミドMEA、ジステアリン酸PEG-150、リンゴ酸、PEG-400、ポリクオタニウム-10、BG、DPG、PPG-4セテス-20、EDTA-2Na、 塩化Na、エタノール、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
ヒドロキシアルキル(C12-14)はアミノ酸系洗浄の一つ。低刺激・適度な洗浄力+さっぱり系の仕上がりです。主に、カラー褪色防止効果もあるのでカラー用シャンプーに配合されていたりしているので、白髪染めしている筆者にとっても最適といったところでしょうか。
ココイルメチルタウリンNaも低刺激で、上記の成分よりマイルドのようです。
ラウロイルサルコシンNaもアミノ酸系洗浄の一つですが、アミノ酸系でありながら洗浄力が石鹸並みに高いという特殊な洗浄成分のようです。筆者も気になっていましたが、メーカー説明で「石鹸成分で洗う」というキャッチフレーズは、もしかしてそこの部分なのか?定かではありません。
ただ、筆者のようにパサつきが気になる人にとっては洗髪している時に少々きしみを感じることもあるでしょう。
それから、某解析ブログでは気になる成分が書いてありました。下記のトリートメントの成分も含まれているように「メチルイソチアゾリノン」、「メチルクロロイソチアゾリノン」というのは防腐剤のようです。欧州では洗い流さない化粧品の場合、2016年7月15日から使用が禁止になっているとのこと。
※洗い流す製品の場合、15ppm(0.0015%)の配合上限
日本でも「メチルイソチアゾリノン」は0.01%・「メチルクロロイソチアゾリノン」は0.001%までの配合上限があります。同じ防腐剤であるパラベンの配合上限が1%未満なので刺激性も気になるところでしょう。
とはいえ、アットコスメのショッピングでポイント消化のために使ってゲットしたセール品なので十分に満足しています!
また、保湿や補修成分もそこそこ優秀であり、セラミドや加水分解ケラチン(羊毛)なども含まれて嬉しいです。
トリートメント原材料・成分
水、セタノール 、ジメチコン、グリセリン、DPG、ベヘントリモニウムクロリド、アボカド油、セラミド2、加水分解ヒアルロン酸、PEG-30フィトステロール、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、加水分解ケラチン(羊毛)、ヒアルロン酸Na、ジリノール酸ジイソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、リンゴ酸、乳酸、BG、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムメトサルフェート、PPG-4セテス-20、イソプロパノール、シクロペンタシロキサン、(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、アモジメチコン、 メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
トリートメントの使用感について、ゆるいテクスチャーです。シャンプーはきしみが気になるものの、トリートメントをすることによってサラッとした感じになります。
リニューアル後
香り
シャンプー(グリーンアップルとローズの香り)、トリートメント(アップルとベリーの香り)
香りはリニューアル前と変わっていません。
シャンプー原材料・成分
※赤色は洗浄成分 ※黄色は追加や変更
水、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、ラウリルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、シラカンバ樹液、サボンソウ葉エキス、サピンヅストリホリアツス果実エキス、加水分解野菜タンパク、チリアトメントサつぼみエキス、異性化糖、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、マドンナリリー根エキス、レモングラス葉/茎エキス、セラミドNG、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、PEG-30フィトステロール、サトウキビエキス、グリチルリチン酸2K、加水分解ケラチン(羊毛)、デシルグルコシド、コカミドMEA、ジステアリン酸PEG-150、リンゴ酸、PEG-400、ポリクオタニウム-10、BG、DPG、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PPG-4セテス-20、PEG-40水添ヒマシ油、グリセリン、EDTA-2Na、塩化Na、エタノール、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
洗浄成分ですが、リニューアル後はいきなり変わっていることに気付きます。まずは、マイルドな洗浄成分のココイルメチルタウリンNa、低刺激のベタイン系であるコカミドプロピルベタイン、低刺激で洗浄力の高いラウレス-4カルボン酸Na、そして、ラウリルベタインから始まる各種ベタイン系成分が多くなっています。
その代わり、リニューアル前に含まれていた洗浄力高めのラウロイルサルコシンNaなど、欧州では禁止されている防腐剤のメチルイソチアゾリノンとメチルクロロイソチアゾリノンは消えています。これは頭皮を守るためにも良いことだといえるでしょう。
セラミドNGやセラミドや加水分解ケラチン(羊毛)、シラカンバ樹液、加水分解野菜タンパク、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲンなど、保湿と補正成分がアップして効果も期待できそうです。
トリートメント原材料・成分
水、セタノール、ジメチコン、グリセリン、DPG、ベヘントリモニウムクロリド、アボカド油、シラカンバ樹液、加水分解野菜タンパク、チリアトメントサつぼみエキス、異性化糖、ブドウ種子エキス、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、マドンナリリー根エキス、レモングラス葉/茎エキス、加水分解ヒアルロン酸、PEG-30フィトステロール、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、加水分解ケラチン(羊毛)、セラミドNG、ヒアルロン酸Na、ジリノール酸ジイソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、リンゴ酸、乳酸、BG、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムメトサルフェート、PPG-4セテス-20、PEG-40水添ヒマシ油、イソプロパノール、アモジメチコン、EDTA-2Na、エタノール、トコフェロール、安息香酸Na、香料
トリートメントもリニューアル後は成分追加など変わりました。また、シャンプーと同様に問題の防腐剤であるメチルイソチアゾリノンとメチルクロロイソチアゾリノンが消えました。
スムースに向いている髪質
スムースに向いている髪質は、リニューアル前とリニューアル後では多少変わってくるのではないかと感じます。基本的に低刺激でさっぱりサラッとした仕上がりです。
- ベタつきが気にある
- ノーマルヘア
- ミドルダメージ
- ねこ毛
ただし、使用感の好みもあったり、スムースを使ってきしみを感じることも事実ですが、頭皮が乾燥するというクチコミあまり聞きません。
筆者も実際にリニューアル前のものを試してみましたが、サラッと軽く、パサつきは気になりませんでした。
結論
スムースにしたのも、基本的に成分の全体的バランスでした。本当はモイストを選ぼうかと思っていましたが、クチコミではベタつきが気なるとか、元美容師さんのブログによると洗浄力強めなわりに頭皮や髪はべとつきやすい、何か方向性が分からいシャンプーであることです。だったら、スムースで良いかと。もしくは、もう一つ高い評価のダメージケアも気になります。