12月以降、冬の寒さも本格的になりつつあります。しかし、今は電気・ガスなどエネルギーが高騰していることから、暖房費を出来る限り抑えたいところです。断熱グッズはピンキリだと思いますが、取り合えずダイソーのものを購入してみました。一部のグッズでは300円する品物もありますが、初めて使うので全て100円の品物にしました。
目次
ダイソーの断熱グッズですきま風をどうにかする
現在、私たち夫婦と要介護3である義母の3人暮らしです。私たちの部屋はダブルベッドですが、ベッドが苦手な義母は布団で寝ています。問題は北側にある義母の寝室です。
北側の寝室で布団で寝る義母
義母はずっと長い間、布団で寝てきました。要介護3になる直前、足腰衰えてしまった義母はさすがにベッドにしたいと思い始めました。
実際、義母が布団で寝ている隣には、(故)義父が寝ていたベッドがあるのですが、それを試しに義母が横になってみようとします。しかし、寝返り打てないなければ、足も上げ下げが難しく、なかなかベッドに入る練習は上手くいきませんでした。結局、本人は今でも布団で寝ています。
布団は底冷えのリスクがある
高齢になったら、布団よりもベッドの方が身体的な負担も軽減するし、ベッドは高い位置にあって床からの底冷えは少ないと思います。しかし、義母のようにお年寄りの人は昔から布団に慣れていることも少なくありません。それは和室の畳の上なら良いかもしれませんが、フローリングに布団の直置きであると床からの冷気でかなり冷えます。そのため、布団に慣れている義母の身体の負担を少しでも和らぐこと、底冷え対策を実行してみました。
布団は出来るだけ天気の良い日に干す
少し話はズレますが、要介護認定が下りる以前より、義母の仙骨部に軽度の褥瘡が見つかっています。原因は、自律神経失調症による長引くめまいによって、あまり外へ散歩へ行かなかったり、何もしないで自分の部屋で閉じこもっていました。(故)義父が使っていたベッドの下で寄りかかり、一歩も動かずにずっと同じ姿勢でボーっとしていたり、このまま眠り込んでいる生活が褥瘡の大きな原因となりました。また、身体機能も低下して自力で寝返りも打てない状態であること、体温調節も乱れて下半身の冷えで悩まされてきています。
1年前は、義母自身で微力ながらも布団の準備などをしていましたが、布団は重たくて大きく負担になるし、布団もずっと干せなくなってしまいました。フローリングに湿気取りの新聞紙を敷き、マットレス、敷布団の順となり、掛け布団は羽毛布団の上に毛布3枚、寒い時は湯たんぽを毎日でした。部屋にいる時間が長いため、暖房とストーブも長く付けていたのですが、それでも睡眠の質は良くありませんでした。
今では筆者が義母の布団を整えていますが、どうにか義母の睡眠の質を上げようと大変ですが、出来るだけ晴天の時には布団を干すように心がけています。布団を干すことによってふっくらするので、本人に聞いてみると温かさや褥瘡の部分も圧迫も少しは和らぐようです。
フローリングの下に断熱シート
もちろん、布団を干すことも大切ですが、冬は保温を保つことも重要と思います。断熱シートはピンキリですが、取りあえずはダイソーのアルミ保温シートをフローリングに敷いてみることにしました。
値段はしますが、良いもので購入するのなら、通販がおすすめです。
筆者が試みた方法は順から次の通りです。
- アルミ保温シート
- マットレス
- 敷布団2枚
- アルミ保温シート(厚手) 足元の部分のみ
- あったかシーツ
- 使い捨て防水シーツ
ちょっと多めの重ねで、布団はクッションのようなやや高めの位置になりますが、寝返り打てない義母の褥瘡対策も含めて、身体の底冷え対策を徹底しました。
- 羽毛かけ布団
- 厚手毛布
- 薄手毛布
さらに、布団の足元は窓側になるので壁のすきま風がとても気になっています。壁にいつくかクッションになるもので隙間を塞いだりしています。
北側の出窓に断熱シート
義母の部屋は北側にあり、部屋に入るドアを開けた真正面が出窓になっています。その出窓からの冷たいすきま風が本人の身体にこたえるようです。他の部屋より室温が2~3℃低めなので、冬の朝の室温は10℃以下になることが多いです。そこで、ダイソーすきま風防止シートを使用してみることにしました。
広げてみると、100円だけに薄っぺらいシートです。しかし、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
出窓には既にプチプチの断熱シートを張り付けていますが、さらにすきま風シートを付けてみました。アルミ熱着シートが部屋の熱を反射するとありますが、果たしてこれで効果があるのか?と思います。
試してみた結果について
さて、義母の部屋に底冷え対策をした結果です。本人に聞いてみると、明け方から朝にかけてはどうしても室温が低くなって暖房は必要ですが、布団の中については、底冷えも解消され、かなり保温効果があったようです。干した布団がふっくらの上、褥瘡の部分も緩和され、下半身からじわじわと汗ばみそうなほど温かくなり、夜は熟睡も出来ているようです。