家族で悩む前に 高齢者のめまいはもしかしたら〇〇かもしれません

辛いめまいで悩まされる方は多いと思います。めまいにも種類があるようですが、高齢者の場合はさらに判断が難しくなるので注意です。加齢により体の機能が衰えることから起こりやすい症状ですが、基礎疾患も多く、メニエール病、脳の病気、不整脈、その他は高血圧や糖尿病、精神的ストレスからも起こるので早めに専門医療機関へ相談が必要です。

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めまいについて我が家のケース

特に、女性の多くはめまいや立ちくらみで悩みがちです。最も身近なのは耳の病気からくる良性発作性頭位めまい症ではないでしょうか。めまいの起こる頭の位置は個人差はあると思いますが、頭を動かすとぐるぐる回転して気持ちが悪かったり、耳鳴りがしたりします。早速ですが、我が家のケースについてもお話しておきたく、特に高齢者と同居されているご家庭へ参考になればと思います。

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義母の長引くめまい・物忘れについて

現在、同居している81歳の義母は、繰り返すめまいで悩まされている最中です。それもこの年になってからも半年以上長引き、さらにめまいの症状が強くなり、とても壁に寄りかかったり、手すりにつかまったり、人の手をかりないと歩きにくい状況です。また、頭を動かすと気持ちが悪くなるので顔も洗いにくい、下半身の下着やズボン・靴下の着脱も困難、ずっと入浴もできない、読書やテレビなどの画面・字幕をみるのも辛い、手紙も書けないなど、身の回りができなくなっています。このように活動機能が低下しているので、物忘れも多くなり、食欲不振になってしまいました。

めまいは今始まったことはなく、数十年前に自律神経失調症や心身症の診断もありました。元々虚弱体質であり、緊張・ストレスがたまりやすいことから、何か問題が起こると高血圧、めまいなどが起こり、酷い時は1年以上も寝たきり状態もあったようです。しかし、あるきっかけでそれらの症状が落ち着いて通常に戻ることもありました。

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内科で特別に処方されためまいの薬でも効かず

我が家の近くに義理両親が15年くらい通い続けている掛かりつけの内科があります。義母は、ここで高脂血症や高血圧、アレルギーの治療を受けてきました。高血圧はストレス性からきているので、処方された弱い精神安定剤を服用し続けています。

つい数年前、めまいのことで医師からめまい専門外来を紹介されましたが、場所が遠すぎたので断念してしまいました。結局、そのまま症状の繰り返しとなり、現在に至ってしまいました。今は血圧の方は落ち着いているので、掛かりつけ内科で初めて処方されためまいの薬を服用してみましたが全く効きません。事前に医師は「このめまいの薬は効くかどうかは分かりません」と効果は保証ないと言っていましたが、全くその通りでした。また、めまいは脳の病気の可能性も否定できず、念のために近くの脳神経内科のある病院への紹介状も用意してくれました。

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義母の場合、うつ病からだった

義母のめまいについて、主人と一緒にどうにかしたいと話し合いました。初めは、脳神経内科へ行ってMRI検査を受けるべきだと検討していましたが、めまいが辛い本人にとっては、大きな病院での待ち時間や移動はかなりハードルが高く、取り合えず見送っています。保管している紹介状そのものは期限なしなので、万が一のために取って置きたいと思います。

ただ、めまいの他にも、物忘れや精神的なことが最も気になっていたので、別の近くの病院精神科にも訪れてみました。今の義母は2年前に夫(義父)を失った喪失感、ぼんやり、気分の落ち込み、不安、食欲不振、体重減少もあり、うつの症状にはめまいの症状もあるようなので、まずは精神科で診てもらおうと思いました。

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さて、こちらの精神科は毎週水曜日のみの予約ですが、心療内科と物忘れ外来が専門です。外来カウンターで一緒に順番を待ち、いよいよ義母の診察の番がまわりました。専門医は若い方ですが、明るく良い先生でした。きちんと患者さんの目をみてしっかり話を聞いて下さり、分かりやすく説明してくれるので、今まで精神科を拒んでいた義母の不安・緊張が一気に打ち解けました。

義母の症状について相談しましが、結果はうつ病と診断されました。うつ病によってめまいや食欲不振などのあるゆる症状を引き起こしているようです。義母のように80代から90代の高齢者でも同じような症状が多く、弱い抗うつ剤をまず2週間分を処方して下さいました。この抗うつ剤は胃薬のようなもので食欲を回復させたり、気持ちが明るくなったり、めまい(心因性)にも効くようです。

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回復まで見守ることが大切

しかし、うつ病そのものは時間をかけて回復していくものですから、高齢者の場合もストレスのない環境を作っていきながら、ゆっくり見守っていくことが大切だと思います。うちの場合、義母をできるだけ外へ出て一緒に歩くようにしています。うつ病の回復まで、しばらくはめまいの症状も続くと思いますが、手をつないでゆっくり歩いています。また、時には親しい人には電話での会話、月に1~2回は義母の病院へ送り迎えして下さる助け人もいて、周囲のコミュニケーションも本人にとっても大切です。

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