高齢者のかゆみ対策 皮膚の保湿とかゆみ抑える市販薬で効きました

今年4月で82歳の誕生日を迎えました義母ですが、ここ1年より全身の皮膚のかゆみに悩まされるようになりました。特に、皮膚の湿疹がないのに乾燥や何かの刺激でかゆくなります。いろいろ調べてみると、その原因は加齢による皮脂の分泌量の低下だったり、乾燥肌、体の洗いすぎ、洗剤によるもの、アトピー性皮膚炎などの疾患からのようです。

スポンサーリンク

皮膚科へ行く前に市販薬でまずは試してみる

義母の全身のかゆみは老人性乾皮症もしくは老人性皮膚搔痒症かもしれません。ただ、本人から聞くと若い頃から敏感肌だったようですが、高齢となった今では乾燥、おむつのゴム周り、温感など外部の刺激によって頭部・顔から全身かゆくなると言っています。

スポンサーリンク

皮膚のかゆみはバリア機能低下にあり

高齢者は表皮が薄くなる

人間の皮膚ですが、表皮の構造があり、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4つで成り立っています。それぞれの層がターンオーバー(28日間サイクル)やバリア機能の役割を果たすことで肌が健やかに保つのです。およそ28日間で表皮の一番外側に到達した後、14日ほど垢となって剥がれます。ところが、高齢となると、サイクルが遅くなり、結果として表皮が薄くなるのです。まさに、高齢の義母の皮膚は確かに薄くなっていることに気付いています。

高齢者の皮膚は乾燥している

高齢者の皮膚が何故乾燥しているかというと、皮脂を分泌する力が衰えているからです。皮脂は、毛穴の内部にある皮脂腺から排出し、皮膚の表面に流れます。表面に流れた皮脂は、薄い膜となって広がり、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。もし、表皮層や真皮層の変化で皮膚が薄くなると、皮脂を分泌する力が弱くなるので、角質層は潤いを失って皮膚が乾燥してしまうのです。

実は、35歳頃から少しずつ女性ホルモンの分泌が減っていくのです。それにより、肌の弾力を保っている真皮層の成分が減少し、真皮層が薄くなるといったメカニズムも関係しています。高齢の義母ももちろんですが、アラフィフの筆者も乾燥には十分に気を付けていく必要があると思います。

高齢者の皮膚のバリア機能低下している

家の入浴が困難な義母は週1回デイサービスにて入浴介助してもらっています。週1回の入浴だけでは清潔を保てませんし、家ではオムツ交換や下着・衣類の着替えも含むて全身をキレイに拭いてあげています。ただ、本人の皮膚は薄く、乾燥してかさついているで、かゆみ止めの保湿剤を付けないと自分の手でかいむしるほど全身かゆみが襲ってきます。とくに膝や足の方は放っておくと、白い粉のようなものが生じてしまいます。おそらく、老人性乾皮症と思われます。高齢者の9割の方が老人性乾皮症にかかっているようです。いずれも皮膚の乾燥よりバリア機能の低下が大きな原因となっています。

スポンサーリンク

高齢者の皮膚は常に保湿対策が必要

確かに義母の入浴介助サービスは週1回だけでは不十分です。汗ばむ夏場となるとあせもなど皮膚のトラブルも気になります。義母の場合、6月~9月の間は週2回の入浴介助サービスにする予定です。本来、入浴後に保湿ケアがベストが理想ですが、家にいる場合は体を拭いてから、塗布剤(クリーム)を用いています。もちろん、デイサービスへにも持ち運び便利なローションタイプを持参させています。

現在使っているのはロート製薬のメンソレータムADmクリームです。テクスチャーはゆるめでスーッとのびて、尿素やビタミンEなどの配合なので肌がしっとりしなやかになります。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

又、デイサービス・デイケアの入浴後は介助スタッフさんが楽なメンソレータムAD乳液にしています。クリームに対してローションはスーッとサラッとした感じです。

どちらも本人のかゆみが治まるようなので、安心して1日を過ごすことが出来ています。

さらに、もう少しコストを抑えたいなら類似品である近江兄弟社のメンタームEXはロート製薬より安価で成分も優秀です。スギ薬局ではオリジナル「エスセレクト」として販売しており、スギポイントカードで貯まったポイントにて交換が出来ます。

その他、保湿剤

うちでは医薬品のかゆみ止めの他、乾燥やおむつかぶれ・あせも対策として2種類を併用しています。

赤ちゃんのスキンケアなどで定番のピジョンですが、大人でもおすすめする薬用ローション桃の葉です。やや半透明でとろみのあるテクスチャーですが、義母の肌に塗ると本人は「さっぱりして気持ちがよい」と喜んでいます。確かにさっぱりのようで、後からしっとりして肌に優しいの全身・顔にも使えます。

薬用ローションの後には花王のキュレルローション(乳液タイプ)、そして先ほどのかゆみ止めクリームなどで義母の保湿対策をしています。キュレローションは赤ちゃんから超敏感肌・乾燥肌の大人まで使え、SNSやYouTubeでも話題になって人気があります。ローションの潤い成分にはセラミド機能成分・ユーカリエキスが肌の各層の深部まで浸透しれくれます。義母の敏感肌にもピッタリ合い、しっとりしてかゆみもないようです。

スポンサーリンク

まとめて

義母のように高齢者の方々のかゆみ止めは、ロート製薬のメンソレータムADや近江兄弟社のメンタームEXなどの尿素配合も効きましたが、他にもウレパール、ヘパリン類似なども有効のようです。保湿剤は義母の場合、ももの葉ローション、キュレルローションも問題ありませんでした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク