要介護認定までの暫定ケアプランについて慎重に考える必要あります

要介護認定までは約1ヵ月くらいかかります。その間、親などの介護状況によっては緊急性を要する場合もあることでしょう。そういった時に暫定ケアプランというものがあるようです。介護を受ける方の要介護度や要支援度がどの程度であるか予想を立て、ケアプランを作成し介護保険サービスを開始することですが、メリット・デメリットもあります。

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暫定ケアプランを利用するか否か

先月の下旬、81歳の義母の要介護認定申請より、ようやく認定調査員と担当するケアマネジャーが我が家に訪ねてきました。調査した時に、ケアマネジャーが提案したのが暫定ケアプランです。この日、このプランをすぐには決めず、後に主人と相談して考えました。

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暫定ケアプランとは何なのか

最初の文章と重複しますが、暫定ケアプランとは認定結果を待てない緊急時に利用するものです。

基本、介護保険サービスはすぐに使えるサービスではありません。まず、住まいの役所に申請し、自宅に調査員が来て、主治医意見書に基づく介護認定審査会を経て、要介護度の結果が決まればサービスは使えます。

しかしながら、何らかの事情で認定結果が出るまで待てない時に、結果がを待たずに介護保険サービスを利用する場合の暫定ケアプランなのです。

暫定ケアプランのメリット

暫定ケアプランのメリットは具体的にどういったものかいろいろと調べてみました。率直にいうとメリットというより必要性です。また、新規の申請より、以前から介護保険サービスを継続している利用者の方が多いようです。

何故なら、要介護認定には必ず有効期限があり、時期が来ると更新申請をして再び認定調査を受け、新しい結果が出る、という繰り返しだからです。新しい結果を待つ間に暫定ケアプランを必要とするケースが多いのです。

また、大きな病気や怪我で急にサービスが必要になった場合は、暫定ケアプランを利用することもあります。在宅介護を受けていた方が入院し、介護保険サービスが必要になり、要介護認定調査の結果が出るまでに退院し、在宅介護に戻らなくてはならないことは非常に多くなりそうなので、認定結果を待つより先に介護保険サービスを利用することも少なくありません。こういった時に暫定ケアプランのメリットはあるでしょう。

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暫定ケアプランのデメリット(注意点)

さて、先ほどの暫定ケアプランの必要性に続き、デメリットもあります。新しい認定結果は必ずしも同じではありません。更新した時に要介護度の結果がそれまでより軽く出てしまった場合、自己負担額が大きくなり、生活が成り立たなくなってしまうケースもあります。

また、もともと要介護認定をされている方が介護保険の更新によって、要支援に認定された場合、要介護と要支援の制度の違いから今までと同じようにサービスを利用することが出来なくなる事態も起こりうることです。

暫定ケアプランのことは慎重にならないといけないので、家族で話し合ったり、ケアマネジャーと相談していく必要があります。

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暫定ケアプランについての我が家の結論

さて、筆者としては介護の関連して、まだ知らないことが多くあり、これから学んでいく必要もありますが、暫定ケアプランのメリットとデメリットを調べてみて良かったと思います。

先月末、義母の介護認定調査の際、ケアマネジャーは暫定ケアプランの提案をしました。筆者は少し考え、この後は主人と話し合い、結論としては認定前のデイサービスの見学・一日体験からにしました。まず、見学してみて本人に合っているようなら、認定後はそこの施設で新規契約することにしたいと思っています。

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まとめ

暫定ケアプランについて簡単メモをまとめてみました。

  1. 介護保険サービスは要介護認定後に利用できる(本ケアプラン)
  2. 何らかの事情で認定結果が出るまで待てない時もしくは更新申請の時期が来たら暫定ケアプランを利用するメリットがある
  3. 暫定ケアプランの注意点は、更新した時に要介護度の結果がそれまでより軽く出てしまった場合、自己負担額が大きくなる可能性がある
  4. 暫定ケアプランを利用する際は家族で話し合ったり、ケアマネジャーとよく相談する
  5. 暫定ケアプランはあくまでも「暫定」であり、本ケアプランではない
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