昨年末、北海道の人気・定番お菓子を味比べの記事を載せています。その追加で、和菓子・洋菓子の製造及び地元イタリアンレストラン「トスカチーナ」の経営している柳月(りゅうげつ)です。前回の記事で三方六の濃い白小割をご紹介しましたが、さらにボリューム感のあるお菓子が北ポプラのピーナッツ入チョコバー7本入です。
北海道のポプラ並木をモチーフにしたサクサクチョコがたまらない!
柳月のこだわりについて
三方六の小割で有名な柳月は、「お菓子はもっと気軽にたべられるもの。」、日常的に家庭の中にお菓子が入っていける「美味しくて手頃な価格」の追求を続けているようです。
柳月がこだわっていることは、例えば、三方六の小割が開発されたのは次の通りです。
北海道開拓時代、開墾のための伐採が各地で行われて、まっすぐな木は建築のために、その他は薪に割り、厳しい冬の燃料としました。
木口のサイズ三方が、それぞれ六寸(約18センチ)であったため、「三方六」と呼ばれ、三方六の薪があかあかと燃える裸火の炉の灯を囲んで団らんをし、疲れをいやしたのです。
今に聞かれる「三方六」とは薪の割り方の基準であったのです。
さらに、柳月は各原材料にもこだわっているようです。
お菓子作りで使用する砂糖は十勝のてん菜(ビート)です。てん菜は日本ではあまり一般的ではないですが、お菓子作りの盛んなヨーロッパでは、お砂糖といえばてん菜糖というくらい有名で、キメが細かく舌触りがよい上品な味わいになるので、お菓子作りには最適だそうです。
小麦は地元産を使用。柳月のスイートピア・ガーデンがある十勝・音更町は、日本一の小麦の産地。音更産を含む北海道産の小麦粉は粘りが強く、お菓子には不向きといわれてきましたが、製粉や製菓の工夫で、その思いが三方六で実現したのでした。
卵は広い大自然で育てられた親鶏の卵を使用し、生クリームやバターなどの乳製品も酪農王国・十勝のものを使用しています。
柳月の和菓子作りは、有名な十勝の小豆を使用しています。
さすが、北海道の中にある銘菓店の一つといえるでしょう!
北ポプラの特徴
今回は、もう一つ追加で取り寄せた北ポプラのピーナッツ入チョコバーです!
箱を開けた時、北の大地とポプラの木について説明がありました。北海道開拓時代、ポプラはアメリカから持ち込まれ、大地に植えられたようです。
ポプラといえば、筆者自身の事ですが、歌手の中島みゆきさん(北海道札幌市ご出身)が歌っていた「家なき子」主題歌である「空と君のあいだに」の最初の歌詞を思い浮かべます。
君が涙のときには 僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて・・・・
ちょっと、寂しい気持ちとなる箇所ですが。
というわけでお話をずらして失礼いたしました。
さて、チョコレートバーはしっかりと個包装になっていて、ちょっと小腹が空いた時には少しずつ食べられるのが良いです。
早速、個包装から開けたチョコレートバーは見た目だけでも、確かにボリューム感はあります。
食べてみると凄く美味しいです!ピーナッツやコーンパフがたっぷり入ってサクサクな食感です。しかし、1本だけでもカロリーがあるので、朝食から午後3時のおやつまでの間にしておいたほうが良さそうです。
本当に美味しいので、くれぐれも食べすぎご注意です。特に、在宅勤務中でずっとデスクに向かっている方がこれを食べた後は、カロリー燃焼のためにも適度に体を動かすこともすすめます。
気になる原材料について
北ポプラの原材料は、乳化剤以外は特に問題ありません。又、1本あたりのカロリーは154カロリーとあります。
ただ、ちょっと気になったのは、北海道銘菓であるのに製造所が埼玉県草加市にある(株)フクイとなっていることです。おそらく、柳月の商品作りをこちらで委託しているのだと思います。
以上、もし、お土産など買った場合、満足感のあるピーナッツチョコバーなので1本ずつ上手に味わって食べましょう。
記事をご覧頂きありがとうございます。