新年のおせち料理で欠かせないのはお煮しめです。煮しめとは、煮物料理の一つですが、おせちの重箱に詰めるため、煮汁が残らないように時間をかけて作ることです。お正月や節句、祭りといった人が集まる際のおもてなし料理としても供されます。また、煮しめの具材は地域や季節などによって様々ですが、「おふくろの味」の一つとされることも。
我が家のお煮しめ
お煮しめは、本当に手間がかかるものですが、家庭で作る場合はひとつの鍋で煮込んでもOKです。筆者の場合は、昆布やかつおを含むだし醬油をベースで味付けしてみました。もちろん、めんつゆでも十分だと思います。今回、いつもお世話になっているお隣に住む方から、農家の立派なさといもとごぼうを頂きまして、これらを加えて豪華なお煮しめに仕上がりました。
材料(作りやすい分量にて)
- さといも 10個
- ごぼう(太) 1/2本
- こんにゃく 1枚
- にんじん(大) 1本
- 生しいたけ(大きさバラ) 8個
- だし醬油 適量
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ1
- 水 適量
今、我が家で使っている調味料はタケサンのだし醤油と三河みりんです。これらを使うことによって上品でコクのあるだし汁が簡単に出来ます。煮物やおつゆを作る際、とてもおすすめです!
作り方
①さといもは端を切り落とし、6角形になるように皮をむき、大きいものは半分に切る。沸かしたお湯に入れて中火で加熱し、お湯が白く濁ってきたら火から下ろし、流水でぬめりを取る。
②ごぼうは皮をそぎ落し、1.5cm幅の斜め切りにして水にさらし、5分くらいアクを抜く。
③にんじんは皮をむき、いちょう切りにする。(また、花形などの好みで)
④こんにゃくは1cm幅に切り、中央に2cmくらいの切り込みを入れて一方の先端を穴にくぐらせ、手綱こんにゃくを作り、アクを取るため下ゆでする。
⑤しいたけは軸を切り落とし、大きいものは半分に切る。
※家族などでしいたけが苦手な人がいる場合、しいたけのみを別の鍋で煮て味付けし、完成時に好みで盛り付ける。
⑥沸かした鍋に1、2、3、4を入れ、酒、みりん、砂糖、だし醬油を入れて、落し蓋をして弱火で30分以上、汁が少なくなるまで煮る。
⑦煮詰まったら、火を止めて器に盛る。
ひとこと
お煮しめは、「おふくろの味」と言うように義母もかつては煮物を長く作ってきました。今は筆者が引き継ぐようになったのですが、今回のお煮しめの出来具合を義母に味見してもらったら「初めての割に上出来!」と太鼓判くれました!
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