アメリカのフードスタンプ

<COURRiER Japonより抜粋>

1日2万人のペースで増え続ける

「フードスタンプ」受給者の衝撃

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どれだけ頑張っても、食べるものさえ買えない――。

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豊かな国だったはずの米国で進行する、静かなる食料危機の実態。

米国では、フードスタンプ(食料配給券)の受給者数が過去最高に達し、さらに毎月増え続けている。フロリダのリゾート地からベーリング海沿いのアラスカの村々にいたるまで、フードスタンプの受給者は現在、1日あたり約2万人のペースで増加している。ミシシッピ川周辺のセントルイスやメンフィス、ニューオーリンズといった大都市では、子供の半数がフードスタンプの受給者だ。

現在フードスタンプを受け取っている人は、米国民の12%近くに及ぶ。黒人の28%、ラテン系の15%、白人の8%が受給者だ。フードスタンプによる補助額は、それぞれの住宅事情や家族構成にもよるが、1人あたり1ヵ月で130ドルが平均だ。

フードスタンプは、全米各地域で急速に増えており、もはや珍しい存在ではない。荒廃した街や差し押さえ物件が目立つ郊外で、3600万人以上の人が、人目を引くこともなく、カードを読み取り機に通すことで、牛乳やパン、チーズといった食料品を手に入れている。

貧困ラインは、4人家族で年収約2万2000ドル(約200万円)とされているが、補助を受けている人の9割近くがこれを下回る生活をしている。

アメリカにはフードスタンプ(食料配給券)があるのですね…。日本でいえば生活保護制度の一種といったところでしょう。かつてはアメリカンドリームと呼ばれていたのに、今は日本よりさらに貧困大国です。また、食料危機も進んでいます。日本では2008年あたりにワーキングプア(働く貧困層)の話題を沢山あげていたけど、年収200万円以下の生活保護受給額より低い…、働いても働いても生活が豊かにならない。または、働きたくても仕事が見つかれない長期の失業者。本当は生活保護対象レベルの人達に限り、弱い高齢者や貧困の若年者が役所で申請を受けられないまま病死や餓死の悲惨な事件が起こりました。要するに乱暴な言葉で「貧乏人は死ね!」という事。それより、アメリカでも貧困がもっとさらに深刻化になっているのには大変驚きました。さらに、アメリカは国の医療保険制度が無く、民間保険の各プランに加入するか、企業の社員になれば保険制度があります。しかし、貧困層の人達は高い保険料が払えないので大半は未加入。また企業で働いていた人が失業すれば、その保険資格も失う。だから、大きな病気にかかれば十分な医療を受けられないまま死亡してしまうのです。日本より厳しく感じます。しかし、これは良いと思ったのはフードスタンプ。低所得者対象に、ワーキングプアで食料配給が出来る制度は日本に欲しいと思いました。日本人の節約といえば、まずは食料を削らなければなりませんが、アメリカのようにフードスタンプがあれば少しは助かるのではないかと思います。最低限の食料と生活必需品が手に入るのですよ。皆さん、どう思いますか?しかし、2011年日本の借金977兆円!もう1000兆円近くになると考えたら、恐らくすべては無理なことでしょう。日本でも生活保護者や国民年金と国保不支払いが急増、もうこの国も限界でどうする事も出来ません。

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